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2010年5月11日
講師・講演紹介

日私小連大会の講師と、講演内容のポイントをご紹介します。
 
初日講演
 
演題「理科授業づくりの第一歩及びベテランが見逃すポイント」
星野昌治 先生  帝京大学教授

 星野先生は、長く小学校理科教育現場で実践、研究、指導を積まれ、教科書、や研究書の執筆・監修に携わってこられました。
 そのご経験を生かして、現在では大学で理科教員の養成、現場での指導に当たられております。
 今回は、理科の授業作り、指導法に焦点を当て、若い教師向けの授業作りの原点、ベテランが見逃し、忘れかけているポイントを解説していただきます。

 
神奈川の研修会でもお招きし、大変わかりやすい解説、お話は、
若手からベテランまで、授業作りに役立つものでした。
今回は、全国向けに、上記のポイントをお話しいただきます。
 
 
3日目講演
演題 「奥山にサンゴ化石を求めて」
            サンゴ化石が語る大地の移動

講演 門田真人 先生 生命の星・地球博物館外来研究員
 
門田先生は、神奈川県の丹沢山地からサンゴの化石を発見しました。この発見によって、丹沢はかつて南の海にあったことの強力な証拠となりました。しかし、かつて専門家たちはサンゴ化石が丹沢にあることに疑問を持ち、地球全体が温暖だったからだと反論し、また、丹沢からサンゴ化石が出てくるはずがない、丹沢は昔から今の場所で誕生した、などと化石を目の前にしても新事実を受け入れようとしませんでした。それでも続々と発見される化石は事実を語り続けました。
 丹沢がかつては南の海の火山島であった、移動して現在の位置に付加したという学説は、他の物理的調査測定値と結合して今や多くの専門家が支持し、新しい科学の1ページとなり、新聞、テレビ、DVDなどを通して普及しています。
 こうした大地のドラマを、発見したサンゴ化石を前に語っていただきます。みなさんにも実際に観察していただきます。

フィールドワークにも同行されます。
 
神奈川地区が長年追ってきたテーマの切り札となる講演です。
その化石群には、みなさん驚かれると思います。
室内実習ではありますが、化石発見体験も行います。
 
以上のように講演は、授業論、教材論の2本柱を立てました。
 
 

Posted by okada at 16:33