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2004年11月20日
関東地区研修会報告

硝酸カリウムの結晶が目の前で成長していく様子を観察しました。
水温50度。水200cc。硝酸カリウム100gを基本に、様々な工夫を加える実験及び教材研究の会を行いました。
 
これまで小学校では扱わなかった実験ですが、1時間の中で結晶の変化が観察できるので、これから教材化がはかれると考えます。
 
 
 
 
 

 
様々な結晶析出パターンを観察し、参加者は厳しい目で実験を見つめていました。
 
顕微鏡で見ても、結晶が伸びていく様子が観察され、その珍しさにみんな熱中して実験を行いました。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
結晶の析出を早めるために、氷入りの水槽で一気に冷やす方法も試しました。みるみるうちに、シャーレ一杯に結晶ができました。
 
このような工夫を各グループごとに行い、成長した結晶を持ち帰ることができました。
 
 
 
  
 
他にも、食塩水の中にPVAを入れて針状の食塩の結晶をつくる実験の講習も行いました。四角い結晶の中から、針が伸びていく様子が不思議でした。
 
また、先に紹介したミョウバンの溶解度の話題提起を行い、ミョウバンを扱う際の留意点を学びました。
 
 

Posted by okada at 20:07


2004年11月7日
関東地区研修会準備情報1

今年の関東地区研修会は、
「溶解度を取り巻く諸問題と水溶液に関する実験」と題して行います。
実は、ミョウバンの溶解度についてある議論が生じております。
まず、ミョウバンは、状態により2種類の溶解度のデータがあります。
 
例えば、水100cc、水温20度で11.4gと表記されている場合と、5.9と表記されている場合があります。同じく60度の場合も、57.5gと24.8gといった2つがあります。問題集では両者が混在して使われています。
 
みなさんは、両者の違いを意識し、区別して使われているでしょうか。 ここで直面する問題について検討する場を持ちます。また、他にもこの機会に水溶液に関する基礎基本の実験をみなさんと研修したいと思います。
 
■持ち物 白衣などの汚れてもよい服装 タオル、デジカメ
       
なお、この情報は、研修会までの間に追加されます。順次情報をアップしていきますので、時々チェックしてください。
 
関東地区研修会 11月20日(土) 聖ヨゼフ小学校 
            理科分科会 午後1時から

Posted by okada at 12:42


関東地区研修会情報2

今回の研修会では、水溶液をテーマにします。先にアップしたような「ミョウバンの溶解度に関する諸問題」と、面白い結晶づくりなど水溶液に関する実験をみなさんとやってみたいと思います。
 

左の写真は、シャーレに入れて作った硝酸カリウムの結晶です。
結晶は、一日待たないと成長しないものが多いようですが、硝酸カリウムでは、1時間の授業の中で、結晶ができあがるのを手にとるように見ることができます。
しかも、見ているその前から次々と成長していくおもしろさがあります。
 
 
 
 
 
 
ビーカーに入れて作ると、針状のものとなります。これもまた面白いです。
 
水量、温度、硝酸カリウムの量などいくつかのデータをもとにした作り方を紹介します。
 
作った結晶を持ち帰ることも可能です。
 


他にも、食塩の針状結晶づくりなども予定しております。
 
 
 

Posted by okada at 09:20