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2014年8月19日
「丈夫な橋をつくるには(てこでわかる橋の強さ)」河合幸仁(国立学園小学校)
本校では、6年生の修学旅行で岩国の錦帯橋を見学するコースが設定されています。てこの勉強をした機会に、270年間も洪水で流されることのなかった錦帯橋に隠された秘密を知り、見学の一助となればと思いこの内容を設定しました。授業で扱った内容を報告しました。みなさんのご意見をいただき、理科の題材としてふさわしいものにしていきたいと思っています。
Posted by okada at 15:34


「手回し発電ホームカイト」衛藤巧(仁川学院小学校)
第6学年学習単元の「電気の利用」で登場する手回し発電機。この手回し発電機を利用した児童の発展教材は、比較的地味なものが多く、児童の目を引くようなものは高額であることが多い。そこで、安価でダイナミックな実験を目指し、既在のホームカイトを児童実験用に転用したいと考えた。今回はその研究結果を発表しました。
Posted by okada at 15:33


「小学生に地震をどこまで教えるか」相場博明(慶應義塾幼稚舎)
現在の小学校理科における地震教育は、学習指導要領第6学年で「地震により土地が変化することがある」という内容の扱いだけに留まっている。また、緊急地震速報の科学的な意味について認識調査を行ったところ、小学生のみならず大人でさえ十分理解していないという現状が判明した。このことは、早急に理科教育の中で取り扱うべきであり、とくに小学校段階での導入が必要である。そこで、第6学年において、学習指導要領に示されている内容に加えて、地震の基礎的知識と大森公式まで取り入れ、緊急地震速報の意味を理解させる授業実践を試みた。その結果、第6学年でもそれらのことを十分理解できることがわかった。以上の実践を踏まえ小学生における地震教育のあり方についての提言を行った。
Posted by okada at 15:31


「科学的な思考力を育てる理科学習の研究」渡邉明彦(福岡雙葉小学校)
科学的な思考力を育てるために、見通しを持たせることをサブテーマにした。見通しを持たせることで児童は、観察・実験への目的意識を持つことができ、興味関心を持って取り組むことができる。また、観察・実験の際には視点を明確に持つこともできると考えられる。今回は4年生「自然の中の水」の授業に取り入れ、実践し、今後に向けての考察を行ったことを報告した。
Posted by okada at 15:30


2014年8月16日
「安い・簡単・楽しい ものづくり」 渡辺 真吾(甲南小学校)・松下 祐子(京都女子大学附属小学校) ・天井 比呂(雲雀丘学園小学校)
渡辺は、磁石入りばんそうこうの磁石をつかった、磁極調べのおもちゃと磁石とストローを使ったのぼりむしくん。松下は、ペット樹脂板とビー玉を使った万華鏡。天井は、不要なCDを利用したこま2種類を紹介しました。実際に工作してもらい、お持ち帰り頂きました。
Posted by okada at 09:43


2014年8月13日
「授業中に化石発見、その喜びと価値」 岡田 篤(精華小学校)
近年、岩石薄片(プレパラート)製作に関する研究で行ってきた。 本大会でも昨年、一昨年と発表させていただいた。これらは主に火成岩であり、鉱物を観察させることが目的の授業であった。 しかし、同じ方法で、神奈川県丹沢の石灰岩からたくさんの有孔虫化石が発見できることがわかった。薄片作りで化石が見つかる、それは大変面白い。 そこで、今回は、授業内で化石発見の喜びを与えることを主にしての薄片作りの授業を行った。授業で化石を発見する価値や喜びについて意見交換を行った。また、教師の知識や技術によるところも大きいので、実技研修を今後とり入れたらよいという意見を頂いた。
Posted by okada at 16:50


「実際に“すること”の大切さ 〜葉脈標本づくりを通じて〜」 山田亮(追手門学院小学校)
以前葉脈標本作りを西日本の研修会で、元京都市青少年科学センター指導主事の杉原和男先生の指導のもと行った。その時、話を聞いただけで、さも自分もできるかのように錯覚した。実際に自分でやってみて、その難しさや書物やインターネットに書かれていることと現実との違いをまざまざと知ることとなった。先生方と共にパイプ洗浄液を用いて葉脈標本づくりを行った。
Posted by okada at 15:28


「実験を楽しもう」 高橋愼司 (湘南学園小学校)
理科の実験は、児童にとっても教員にとっても楽しい時間です。しかし準備や片付けに手間がかかり、その実施に悩むこともあります。実験の準備に手間がかからず、片付けがスムーズに進む手立てを紹介し、今後の授業にいかせる知恵を出し合うことを考えていきました。お話の初めに行ったような簡単な実験など少しでもやってみることをお願いし、皆さんの実践を通した意見の交流も行えれば今後につながると思います。

Posted by okada at 15:22


「幼稚舎サイエンスミュージアムPC自然検定プログラムの紹介」 柊原礼士(慶應義塾幼稚舎)
本校では教員や児童が収集してきた標本を展示したサイエンスミュージアムを校内に設置し、そこで様々な「自然検定」を行なっています。今回はその中から、PC自然検定プログラムを紹介致します。これはタッチパネル型のPCを用いるもので、子どもたちは貝殻や魚類などの11のカテゴリーの標本の名前を、ゲーム感覚で楽しく覚えることができます。興味を持たれた方にはプログラムをお分けしますので、是非試してみてください。
Posted by okada at 15:21


「地層単元のアプローチ&子どもが聴き、考える授業の取り組み」 田中栄太郎(日本女子大学附属豊明小学校)
6年の地層の単元について、 本校のある東京都文京区では自然の地層が見られる場所が無いので、ここ数年、授業の組み立て方を検討してきました。今年2月の東初協の部会での研究授業の振り返りを含め、自作した教材の工夫や、授業へのアプローチなどの実践報告をしました。また、私が日頃の授業で心がけている、児童の「聴く力」「考える力」をいかに育てるか、実験等の考察時の問いかけやテストでのチャレンジ問題で加点するなどの事例を含めた実践報告をしました。
Posted by okada at 15:21


「扇風機で環境教育」 大澤 知由(立教女学院小学校)
4年生の電気単元では、電池の増やし方と光電池を学び、それらを使った工作に発展します。本校では教材としてモーターを使った簡単な扇風機を製作しており、ニッケル水素電池に充電された光電池由来の電気で回し、環境教育の側面も持たせています。この実践に関して、今回報告させていただきました。
Posted by okada at 15:20


「地域の生物教材を用いた命を考える理科教育 〜鎌倉メダカを教材として〜」 清水 貴史(鎌倉女子大学初等部)
理科の授業では、できるだけ身近な生き物を用いて実践することで、自然についての 興味や関心を高めることや、理科と生活とのつながりを実感できます。そこで、本校では数年前から5年生の「魚のたんじょう」の学習で、地域で保護されている鎌倉メダカを教材として用いてきました。鎌倉では、野生のメダカは絶滅しましたが、市役所などの一部の池で、系統保存されています。今回はそのメダカを用いた授業の実践例を報告しました。
Posted by okada at 15:19


「イカの解剖実験」 梅下 博道(ノートルダム学院小学校)
6年生ではヒトや動物のからだのつくりやはたらきを学習する。犬やフナやカエルなどについては教科書等で確認することができるが実際に自分の目で見るということはしていなかった。また生きている動物の生命尊重の観点から抵抗感を持ち、解剖実験材料の準備も難しい。そこで身近な食材でもあるイカを解剖することにした。イカの解剖実験の授業実践を報告させて頂きました。
Posted by okada at 15:18


「燃焼3要素を核に学ぶ 6年「物の燃え方と空気」  三澤尚久(小林聖心女子学院小学校)
小学校6年生の「物の燃え方と空気」の単元を、燃焼3要素を核に再構成し、実践を行いました。単元の導入で、漫画雑誌に火を当ててみると、火がつかない ことに子どもたちは驚きます。紙に火が当たれば燃えるのは当たり前、と考えていた子どもたちは、「燃える」のには、いったい何が必要なのか、考え始めます。子どもの素朴概念からスタートし、実験を通して科学的な概念へと転換していく授業について報告させていただきました。
Posted by okada at 15:17


「ふりこの周期の求め方を子ども達にどう指導するか」  松本芳將(聖ドミニコ学園小学校)
5年生の「ふりこのきまり」の授業で、ふりこが1往復する時間(周期)の求め方について、どのように子ども達に伝えるとわかりやすいのか、私が実践した授業についての報告をさせていただきました。教科書通りに「10往復の時間をはかり、10で割る」という方法を教える前に、まずは1往復の時間をそのままはかってみて、それだと結果に差が出る体験をすることで、試行数を増やすことの良さを実感してもらう授業について報告しました。
Posted by okada at 15:16


「雪の結晶」の世界を教室で 〜ダイヤモンドダストと氷のチンダル像の生成実験〜坂元 美氏i早稲田実業学校初等部)
2014年は世界結晶年に定められている。今年の2月、関東では45年ぶりの大雪となり「雪の結晶」に興味を示す児童が多く見られた。雪の結晶は実に多様な姿をしている。雪の結晶の分類学研究の第一人者である北海道大学の中谷 宇吉郎氏(1900〜1962)は、世界で初めて人工雪の生成に成功した。今回は中谷 宇吉郎氏の「雪の科学館」で行われていた室内でも簡単にできる「ダイヤモンドダスト」と「氷のチンダル像」の生成実験等を紹介した。
Posted by okada at 15:16


「簡易水耕栽培装置と屋内水耕栽培のコツ」 西川浩輔(国立音楽大学附属小学校)
昨年、ペットボトルを利用した簡易水耕栽培のシステムを開発しました。本年度は、本校近くの「植物LABO」という植物育成技術と植物工場で働く技術者を育成する民間の施設でアドバイスをいただき、学校や家庭でも簡単に取り組めるように改良したものを紹介しました。安価かつほとんど手間がかからず、葉物以外の栽培にもある程度対応でき、気軽に水耕栽培に取り組めます。また、屋内ヘチマ水耕栽培が軌道に乗ったので、その報告もいたしました。
Posted by okada at 15:15


「EGG DROP CONTEST !」 吉金佳能(宝仙学園小学校)
エッグドロップコンテストとは落下したタマゴが壊れないような装置を作製し、その性能を競う科学コンテストです。米スタンフォード大学の機械科1年では 以前は必修の実験でもあり、全米ではとても有名な科学実験です。本校ではコンテスト型、パフォーマンス課題型の授業を重視し、多くの単元で取り入れています。今回は、コンテスト型の授業の中でも一番に盛り上がる「エッグドロップコンテスト」のようすをお伝えしました。
Posted by okada at 15:14


「種子の発芽」  重久 靖恵(捜真小学校)
5年生の「発芽」の学習の時、種子に対する興味をさらに引き出すことができないか教材を探していたところ、「鳩のえさ」を利用した学習方法に出会いました。植物の発芽の不思議さ、生物そのものへの感動につながることを目指しながら取り組んでみました。子どもたちは楽しみながら取り組めましたので、その活動の報告をさせていただきました。
Posted by okada at 15:13


「宿泊行事を利用した,地層見学」〜実践報告〜 山村陽子(雲雀丘学園小学校)
本校では,毎年5・6年生を対象に兵庫県最北端の竹野浜海岸で「臨海学舎」を行っています。この竹野浜海岸を含む鳥取県から京都府にかけての山陰海岸地域は,約4000万年前から今日に至るまでの様子が分かる,地質学・地形学的にとても面白い地域でもあり,ジオパークにも認定されています。この行事を利用して「大地のつくり」を学習した後の6年生を対象にした地層見学の実践を報告させていただきました。
Posted by okada at 15:12


「体験学習を軸にした環境学習 そのU 〜渡良瀬遊水地・ツインリンクもてぎ・白神十二湖〜」 萩生田 綾乃、萩野友紀(聖ヨゼフ学園小学校)
本校では、宿泊を伴う体験学習を全学年で実施しており、「環境」を統一テーマとして掲げています。その中から、5年生体験学習(渡良瀬遊水地・ツインリンクもてぎ)と、6年生体験学習(白神十二湖)を取り上げ、どのような環境学習に取り組んできたかを発表いたしました。
Posted by okada at 15:12


「ものの燃え方」 戸田山 正宏(湘南白百合学園小学校)
ものの燃え方の単元は、子供たちが火を使って実験するので興味を持って学習を進めやすいところです。しかし、酸素,窒素,二酸化炭素のそれぞれの気体の性質については、目に見えないものなので、理解が易しいとはいえません。この燃焼の単元の今年度の様子を、子供たちの実験記録のノートを通して、紹介しました。
Posted by okada at 15:11


「『星砂のプレパラート』作りに挑戦!!  〜 結果報告とプレパラート作り 〜 」 古尾谷 浩之 (洗足学園小学校)
石灰岩といえばフズリナやウミユリが思いつきます。今回は、星砂(有孔虫)やウニの棘、貝殻、サンゴ片が混ざっているものを用いてプレパラート化しました。接着剤の固化に時間がかかるので、研磨は完成品を用います。星砂の電子顕微鏡写真や図鑑で見るフズリナ薄片写真には遠く及びませんが、薄片つくりと研磨に挑戦し、自然の造形を楽しみました。
Posted by okada at 15:10


「綿つむぎ体験」 石田 勇人(東京女学館小学校)
本校では、6年生の修学旅行で愛知県のトヨタ産業技術記念館にいきます。そこでは、日本産業を支えてきた自動車産業や綿産業が、どのように発展してきたかその変移を学びます。その綿産業の変移の学びの中で、児童が関心を持ったものの一つに綿つむぎがありました。その時に初めて綿が植物だということを知り驚いている児童が多かったです。そこで修学旅行前までに、綿を育て、綿つむぎまで学習すると修学旅行での学習がより深まると考えました。今回は、その時の様子を紹介し、また先生方にも綿つむぎ体験をしていただきました。
Posted by okada at 15:10


「続・プラレールを使った教材作り」 山口 哲(清泉小学校)
3年前の平成23年度第55回の本大会において「プラレールを使った教材作り」の実践を発表させていただき、今回は、その続編として発表させていただきました。直列つなぎと並列つなぎでおもちゃの電車の走る速度の違いと乾電池の消耗時間の差異。また光電池で走らせることにより太陽光のあたり方と速度の違い、3年生の鏡の単元とのつながりもふまえて、プラレールの改造方法と、授業実践報告をさせていただきました。
Posted by okada at 15:09


「太陽光発電システムの設計と理科教育」 長田 朋之(光塩女子学院初等科)
東日本大震災後、既存の校舎に太陽光発電システムの新設を提案した。設計に当たっては、停電時の非常用設備としての役目とともに、平常時は理科教育に活用できることも考慮した。建築業者は学校教育の専門家でないので、業者に設計をすべて任せると教育機能が十分でないものになる可能性があった。そこ で、システムの核となる「パネルの選定」「最大発電量」「設置場所の選定」「発電量表示装置」などの設計は、すべて私が主導した。設計時に留意した点と、設置後の教育的実践について発表を行った。
Posted by okada at 15:08