2016年8月8日
植物の生長 種選びから発芽まで 〜アクティブラーニングを取り入れて〜 竹村 郁男(桐蔭学園小学部)
子どもたちは植物の生長についてある程度の知識(正解)は持っています。しかし、その知識に容易にはたどりつかない過程を入れてみることで、子どもたちは考えることをします。今回は、この「考える」に焦点を当てました。そして、その中で自分の考えを持つ→協働作業(アウトプット)→作り上げる(まとめる)という、アクティブラーニングの基本的要素を取り入れた実践の報告をします。また、子どもたちが授業ごとでの振り返りを主体的に書き、そのシェアをするということもしました。そうする中で子どもたちの学びの状況などが確認でき、次の授業へのつながりとしました。
Posted by okada at 09:27

2016年8月7日
ことなる教具による児童の理解度への影響 豊川 徹(相模女子大学小学部)
授業内容の理解度は、その授業に対する興味・関心に依存していると考えられる。「電気のはたらき」の単元では、豆電球やモーターなどの教具を用い、活動をおこなうことから、児童が興味をいだきやすい単元であると言える。しかしながら、回路に流れる電流のイメージは容易ではなく、興味・関心の持続性が難しいと考えられる。そこで今回は、教具の違いによる児童の理解に及ぼす影響を比較し、さらに教具や授業についても検討した。
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2016年8月6日
有孔虫化石を直接作業する授業の提案 岡田 篤(精華小学校)
化石は観察する、あるいは状況が許せば発見作業を行うのが、私の授業のこれまでの実践であった。今回は、化石そのものに手を加える=作業、それによって、化石の見え方が違ってくることの不思議さと面白さ、かつ研究的にも価値があることに気づかせる授業を行った。有孔虫化石を直接耐水ペーパーや研磨粉を使って削った後、内部を顕微鏡で観察すると、驚きのある様子を観察できる。縦割り、横割りの形で研磨し、両者の面の違いを楽しめる。また、内部の様子によっては、年代が測定できるなど、研究者と似たような体験ができる。有孔虫化石を使った授業を4年続けての発表となる。毎年少しずつ研究が前進している過程も紹介したい。実際に実物有孔虫化石に触れて、資料の写真と共に、楽しんでみてください。
Posted by okada at 11:36

プチICTと星座カルタ2016 瀧場 進(国本小学校)
以前発表させていただいた星座カルタですが、機器の進歩により、現在は自動読み上げで実践しています。他にも授業で使用したプリントやURL等のデー タを学校間で共有する取り組みやAirPlayを利用した移動式書画カメラについて発表して、ご意見を伺いたいと思います。
Posted by okada at 11:34

畑をつくってみよう 高橋 愼司(湘南学園小学校)
学校内での菜園づくりは昨今の園芸ブームから、肥料や土の作り方もわかりやすく育てやすくなりました。コンテナ栽培(プランター)でも十分に栽培が出来ます。ミニトマトやゴーヤなどもプランターで十分育ちます。しかし路地で学級園で栽培するときちょっとしたポイントによって子どもたちやりやすさ、扱いやすさもあると思います。その1つをご紹介します。
Posted by okada at 11:32

ジグソー法による授業改善〜アクティブラーニングへの取り組み〜 竹下 貴(追手門学院小学校)
はじめに組んだジグソー班の3人をA・B・Cとし、エキスパート活動では、AはA、BはB、CはCで集まり、それぞれ違うテーマを調べたり実験したりします。その後ジグソー班に戻り、それぞれが調べたことや実験の結果を発表し、結論を導き出します。今回は、3人グループでの6年生「調べ学習(地震・大地のつくり)」「実験学習(てこのつりあい)(水溶液の見分け)」の実践報告です。
Posted by okada at 11:31

手軽で楽しい!サイエンスショーのススメ 川崎 公美子(同志社小学校)
同志社小学校で年に1回のサイエンスショーを始めて今年で7年目を迎えます。身近な実験に楽しい「口上」を付け加えただけの簡単なものですが、毎年200人近い観客がやってきて、なかなか大盛況です。児童たちはもちろん、保護者や教職員のみなさんにも科学の楽しさを知ってもらえる良い機会となっており、日常の理科教育で少々無理を言っても暖かく応援してもらえるような雰囲気づくりには欠かせないイベントだと感じています。過去6年分のシナリオと工夫を報告したいと思います。
Posted by okada at 11:30

性質を理解していないとできない「じしゃくのおもちゃ」作り 砂川 俊輔(日本女子大学附属豊明小学校)
3年生の1学期にじしゃくの学習を行いました。その総まとめとして、じしゃくを使った簡単なおもちゃつくりを行いました。子供たちに馴染みのある「がちゃがちゃ」の内側にフェライト磁石を4つ着けます。そして割り箸にもフェライト磁石を着け、これを「あやつり棒」として、「がちゃがちゃ」に触れずに、割り箸で動かすことのできます。はじめに完成品を見せ、児童に作り方を考えさせます。「触れずに動く」=「反発しあっているから」=「同じ極どうしで向かい合わせにすればよい」と気がついていき、作り方を「じしゃくの学習」から導くことができます。1コマの授業の中ですべて終了するお手軽かつ「じしゃくの性質の復習」にもなる教材です。
Posted by okada at 11:28

常識は変わっていく〜イグアノドン復元図の変遷を追う〜 福富 直史(桐光学園小学校)
最初期に化石が発見された恐竜イグアノドンの復元図の作成を行いました。化石などの少ない手がかりをもとに生物学者たちがイグアノドンの復元に挑んだ過程を,実際の発見史に沿って児童に体験させました。新たな発見がある度に,これまで常識と考えられていたことが否定され,新たな常識へと転換していく過程を経験し,固定観念にとらわれることなく,科学的な裏づけをもって考えを変えていく柔軟な思考を児童に身につけさせたいと考えました。
Posted by okada at 11:27

『柘榴石(ガーネット)を使って!』 奥秩父、第1弾! 古尾谷 浩之(洗足学園小学校)
身の回りにはさまざまな「物」があり、同じ大きさでも、材料(物質)によって重さに違いがあることは、普段の生活の中で体験している。ものの重さ、体積を学習すれば、物質の密度を計算で求められる。上皿天秤による重さ、メスシリンダーによる体積の計測ができれば、さまざまな物で密度を求められる。柘榴石、大理石、ガラスのおはじき、ビー玉、1円玉を用いて密度を調べることにチャレンジした。今回は、柘榴石の結晶と大理石の破片を使って、重さと体積を計測し、密度を出していただきます。なお、使った試料はお持ち帰り下さって構いません。
Posted by okada at 11:25