世界遺産を目指すバハレーンの古墳
1.「世界遺産を目指すバハレーンの古墳・古代文化について」
   バハレーン国文化省・自然遺産部考古遺産局長
     アブドツラー・モハメド・アルスレイテイ
                  遺産部門主任 
     サルマン・アフメド・アルマハリ氏
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今回、古墳研究素材として世界的な価値を有する
バハレーン国の考古学研究者が本県を訪問した。
      H24.12.16日(日)

 
2・世界の観光名所「世界遺産パルミア遺跡」(シリア・シルクロードの中継地)について奈良県立橿(かし)原考古研究所研究所副所長 
西藤 清秀(さいとう きよひで)氏
於いて:県庁舎2階 ビジターセンター

 
さいとう きよひで:関西大学大学院修士課程修了、
アメリカアリゾナ大学人類学部修士課程修了。
1990年からシリアのパルミア遺跡で発掘調査を行っている。

 
バハレーン

 
サウジアラビアのペルシャ湾に面した小さな島国。

 
バハレーンの古墳群

 
前2500年〜前1800年のものを中心に17万基近い古墳が存在したが、1960年代以降の開発工事で現在は7万5千基程度が存在していると言わ
れている。

 
一般的な古墳は径5m〜10mの小規模な墓である。埋蔵施設は中央部に石室が設けられ、石室端部に龕状(がんじょう=棺)の石室が取り付く。

 
シリア

 
東地中海に面する小国であり、日本の約半分程度である。フランスから1946年独立する前は現シリア、レバノン、ヨルダン等という領土で東地中海全域をシリアという領土観念を抱いている。

 
パルミア遺跡

 
パルミラは、シリア砂漠の中央のオアシスに位置する。砂漠を旅する人にとって一時の安らぎを求められる地であったと思われる。パルミアの歴史は旧石器時代洞窟遺跡が営まれ、約7万5千年前に生活を営んでいた痕跡
がある。