野田真っ青の「安倍再登板」
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野田真っ青の「安倍再登板」
元首相安倍普三が総裁の座を手繰り寄せ、返り咲いた。
従来の自民党総裁選なら決選投票を辞退するのが、王道だった。
かといって敗北は政治生命を絶たれることを意味する。
となれば何が何でも勝ちにいくしかなかった。最有力とされた幹事長石原を「明智光秀」と喧伝したのも安倍陣営だ。「党員を無視するのか」という電話が党本部に殺到した。自民党は再生の大きなチャンスを失った。
民主党野田首相は前総裁谷垣禎一とは正反対の安倍を生理的に受け付けない
ところがある。
最も当選してほしくない元首相の安倍が総裁になった。
安倍の再登場で「民自公路線」から「自公・維新路線」への転換が始まる可能性が
ある。もはや野田が望んだ三党合意優先の政権運営は赤に近い黄信号が灯った。
維新の会による引き抜きが強まれば、召集前の過半数割れも現実味を帯びてくる。
輿石の前にも「天敵」安倍が立ちはだかる。臨時国会召集を先送りする野田と
「一気に勝負をつける」とする安倍との両論が官邸で交錯している。
石原慎太郎の終焉
全国紙政治部ベテラン記者は「石原が騒ぎ出したことで、」尖閣に領有権問題があるかのように国際的にアピールされてしまった。
石原が無駄なことをしなければ、日系企業の焼き打ちも、9月末の日中国交正常化40周年式典もつつがなく執り行われたは間違いない。
9月に行われた自民党総裁選の候補者に、石原は尖閣諸島についての意見表明を求めた。
これは、石原ブランドを最大限にアピールすための手段だという。
「独特の感性と遊泳術で政界を生きてきた石原の賞味期限もこれで終わるだろう」
いい加減、茶番しか演じられなぬ「自称愛国者」のトリックスターには退場していただだかなくてはならない。
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