博嶺の俳句集2
角田病院北の道から、あっちこっちから金木犀の香がする。薄暗い朝の空気が凛とした。
           平成24年10月18日
◇ 天高く 紛争校に 竹ぼうき
某学園は存亡をかけて新聞紙上を賑わせている。
同学校の傍らに何本かの竹ぼうきが置いてあった。           平成24年10月18日
 一      句
 季節
  情       景
 ◇ 朝初めし 金木犀の香 どこかしこ
◇ 秋冷や 空の白さか 山の藍
台風一過で、東の空は真っ暗、西の浅間山の空は
五光を射したように白光線が、山の藍を一層、浮き出した。朝6時前後 平成24年10月19日
◇ 秋の川 古代を思い 今を踏む
昨日は古墳サミットに参加。その余韻が脳裏に残り、井野川べりを歩いていると、ふっと古代を思った。同じような景色があったのかな〜と。現実はしっかり土を踏むだけだ。 平成24年10月21日
◇ 一面に 稲刈りの跡 冬迎ふ
◇ 朝寒や 陽は昇りつつ 茜さす
この朝ついに、一面に稲穂はなくなり、後は麦まきの時期を待つ。そして冬を迎える。 
            平成24年10月24日
今の朝は、又一段と寒さをました。東の空は陽が昇りつつ赤、白、青とグラデーションの美を描いている。       平成24年10月24日
◇ 軽鴨や 川面に映る 秋の影
軽鴨が井野川の静かな流れに向かって泳いでいる。
川面には秋の紅葉が映っていた。
           平成24年10月26日
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