第66回「國を憂うる会」
 
平成28年2月13日、北九州市に於いて午後8時依り、会長の挨拶で「定例会並び親睦会」を開式。
主な議論
◎「建国記念の日」坂元会長・本当の意味を知らずに使用する国民がいる。建国記念の日とは、本来、建国記念日「紀元節」で有り、その意味は、我が国が建国された日、國の起こり「起源=紀元」である事は言うまでも無い。処が、「建国記念の日」と言う「の」文字を入れて曖昧にし、本当の意味を隠してしまった事が、国民皆が分からなくなってしまった。更に建国を行った歴史、初代天皇に就かれた神武天皇の名前すら分からない国民の多さには唖然とさせられる。此れ等、全ての起因は、先の大東亜戦争後、我が国が敗戦に依り一時的にGHQ占領軍の統治下に置かれ、その際、二度と日本が立ち上がれない様にする為、米国の命令で、我が国日本の歴史や皇国史観(御皇室の神格化)を国民に否定させる目的で、憲法改正、民主教育と称して米国主導型の日教組に依る偏向教育(皇室、国旗、国歌、愛国心等、全てを否定)の徹底。こうした時代背景の元、国民は完全に米国の思惑通り腑抜けな...
愚民へと洗脳され、今や自国の歴史や成り立ちすら分からない民族にされたので有る。その一方で日本民族の誇りを取り戻す為、祝日法改正に依り紀元節「建国記念日」の復活を望む声も決して小さくは無く、現在、衆議院では自民党が過半数を占めており、責任政党としてやる気が有れば祝日法で改定する事も可能で有るにも関わらず、そのままで良しとする自民党の体質には疑問を持たざるを得ない。
◎「女系天皇」河野副会長・単純に疑問として聞いて貰いたい。我が国に推古天皇を始め皇極天皇など女性の天皇が過去、歴史の中に複数実在しているのに、何故、女系天皇を認めないのか。又、父が誰なのか不明な天皇もおり、果して、我が国建国以来、本当に神武天皇依り、皇統一系の男系天皇で有るのか疑問を感じている。天皇が死んだ場合、御皇室の現況(後継と成る男性が少ない)を考えた時、天皇制存続を維持する為には、次の天皇に誰が成ろうとも皇族、天皇家に最も近い方で有るならば、別に男女に拘らず誰でも構わないのでは無いのか?
◎「右翼と左翼」北山副会長・違いが今一曖昧で、何処で線を引けば良いのか分からない。左翼だからと皆が天皇を否定しているのかと言えば違うと思う。例えば、近代化を目指す為、江戸幕府を倒して明治維新を起こした倒幕派は、今で言えば天皇制を守り時の政権を倒した革命で有り、保守側(右翼)では無く革新派(左翼)だと思う。ならば天皇制を守るのは右翼だけでは無く、天皇制は守るが自民党政権を倒すと言う左翼が居ても不思議では無い。又、在日の中にも右翼活動をしている者が居ると聞くが、それでも全ての在日、朝鮮人を敵視するのか?
◎「我が身を知れ」大森会員・保守、愛国を語る者の中には日本語と歴史の意味を全て理解せずに木で鼻を括ったかの如く、知ったか振りや自慢話をする者が多くいる事に驚く。例えば「平成天皇」の正式な呼称を知ら無い事など、先ず保守、愛国者を標榜するので有れば、今上陛下と使われるのが正式で有るが、その読み方すら「コンジョウヘイカ又は、コンジョウテンノウ」等と読む愚かな方も数多く見受けられ、戦後の偏向教育の弊害で有ろうが、偶々、沖縄・北方担当相が歯舞の読み方を知ら無かったからと、直ぐにFBで罷免や辞任を口にするよりも、投稿者自身も、その様な事になら無い様に注意、気を付ける事が先だと思う。
◎「皇位継承」渋谷会員・天皇が崩御(逝去)されても、それは人間の死とは意味が違う。皇位継承とは御聖体に宿る神(天照大御神)が、一時的に御隠れに成ると言う意味で有り、御在位中の天皇は人の眼に見える様、人間の姿を借りて此の世に現れた「現人神」で有り、仮の姿で有る。依って神の身体では無い為、仮の姿の寿命(崩御)が来た場合、天照大御神が一時的に高天ヶ原へお戻りになられた後、日嗣(三種の神器を受け継ぐ即位資格者)が一世一代の大嘗祭(悠紀殿・主基殿、各社殿に於いて神事)を行う事で、再度、日嗣(後継者)の御聖体内に天照大御神の降霊(鎮座)を賜り、皇位(神の位・神々を司る最高位)が継承される。 依って天皇の崩御及び大嘗祭とは、天皇の死・葬儀を意味するものでは無く、神代から連綿と続く皇位を継承する為の重要な日嗣の儀式で有る。
◎「北朝鮮問題」寺岡塾統・北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射による日本政府の追加制裁に対して、金正恩が「拉致問題、日本人に関する調査機関を解散させる」と日本人及び日本政府に対し、挑発、脅しとも取れる発表を行った。が、然し、此れは日本側の想定内で有り、当の北朝鮮は初めから調査処かこの問題に対しては何もせずに、形式上の努力を示していただけで日本政府から金を引き出す事以外には何も考えてい無いのが実状で有る。北朝鮮の真の目的は、米国で有り、確実に米国を射程に納める長距離弾道ミサイルと核弾頭の開発に向かっている事は確かで有ろう。だが、今回の人工衛星と言われるミサイルや水爆実験も成功と言うには幾つかの疑わしい点も有り、完成、実用化には、まだまだ程遠く軍事用に転化や実戦に使える様な段階で無い事だけは確かだが、仮に日本領空内に北朝鮮の現ミサイルが侵入すれば直ちにイージス艦とパトリオットで完全に迎撃出来る範囲内で有り全く驚くに値しない。だが韓国は、完全に核と弾道ミサイルの射程内に有るとの恐怖から発狂し、今や朝鮮総連の周りでは民団(韓国系)が連日抗議活動し、半島人どうしの鍔迫り合いが行われている。
                                                                      以上
  参加者
       「國を憂うる会」       坂元 誠二会長 ・ 北山 奨副会長 ・ 河野喜臣副会長
       「山口県民族協議会」   渋谷 周二会員
       「日本会議北九州支部」 大森  学 会員
       「殉国青年塾」       寺岡  誠 塾統・他 塾生