奥多摩
大菩薩
緑の回廊
(静かな朗読調の独白で‥)
「少しずつでも標高を経てきたせいか、都民の森を過ぎたあたりから涼しくなってきた。
 ほどなくして、5年前の倶楽部ミーティングで、前を走る仲間がクラッシュした箇所に来る。私が救急キットを常備する動機にもなったあの出来事だ。通過するときには、柄にもなく緊張する。
 朝の8:00というのに、すでに走り屋たちの姿がある。
 ここは、奥多摩・檜原街道。
 東京の公道レーサーたちの聖地である。
 画像でご覧いただくとおり、奥多摩のワインディングは独特である。
 幅員は狭い。あるいは狭く感じる。
 また、センターラインには“はみ出し防止”の樹脂ポールが林立する箇所もある。路肩にはガードレールが設置され、それが無い場所も縁石と溝が並べられ、非常時の退避を阻む。
 これらの要素は、ライダーを急かせ、マイペースで走ることを拒む。
 奥多摩のワインディングは箱庭のようであり、人工的なサーキットのようでもある」

2007年5月26日(土) 晴天・気温20〜26度
 
 奥多摩湖畔にて。→
 ‥というわけで、おやぢ2名(今回はご隠居D氏が参加)は、峠を下り奥多摩湖畔まで到達して、なんとなく、ひと息ついたのです。
 このあと大菩薩ライン(国道411号線)を、丹波山村の水源公園まで進みました。
 大菩薩ラインの前半は、集落と集落とをつなぐ、のどかなバックロード。
 気温も24度と、ちょうどいい気持ちでした。
「そば処やまびこ庵」 丹波山水源公園内 0428-88-0700
(R411から併走する丹波川を渡って対岸。)
 水源公園の吊橋には、11:00に到着。
 水源公園は、丹波川の河原に広がる、キャンプ場兼管理釣り場。
 敷地内に所在する「そば処やまびこ庵」で、昼食をいただくことにしました。
 画像の左側、吊橋のたもとに食卓が配置されていて、オープンエアのお蕎麦屋さんになっています。
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