矢立ての杉。
たしかに根元に穴が開いています。
以前は幹の中にも入れたようですが、この日は立ち入り禁止になっていました。
木陰では、夏の革ジャン革パン姿でちょうど快適でした。
笹子峠は序盤こそうっそうとした杉林ですが、中盤からは新緑の中を走ります。
道幅は広いとはいえませんが、自家用車でもすれ違いに困るような箇所はありません。
路面もきれいで、また崖のようなところもありませんので、緊張せずに走ることができました。
何より交通量が少ないのが好印象で、この日、旧道で出合った車両は3台だけ。(笑)
愛機はアクセルを開けると、45°Vツインのドロドロというパルス感が気持ちいい。
ツーリングが楽しい季節の到来を感じました。
まもなく県の指定天然記念物「矢立ての杉」に到着します。
笹子餅の店員さんに「旧道から100m歩くだけだから、寄ってみなさい。」と、薦められた名所です。
日当りのいい杉林のなかでも、ひときわ目を引く、これが矢立ての杉。(↓)
葛飾北斎、歌川広重の絵にも描かれているというから、樹齢は1,000年というところでしょうか。
近年、浮浪者が焚き火をしたとかで幹の中が空洞になっていますが、それでもなお元気な巨木だそうです。