ここは日本武尊の王子の武田王がこの地域を治めた後、埋葬された場所なので、「王仁(わに)塚」と呼ばれるようになったそうです。

 「臆病者は数の力を喜ぶ。しかし、勇敢なる精神をもつ者は、一人で戦うことを誇りとする。」
@マハトマ・ガンジー

 わに塚のサクラも孤高というか、周囲の桜からポツンと離れて立っているのですが、その若々しさが幸いして、和やかな雰囲気のある桜でした。
 一見の価値があります。
 さてせっかく甲州まで来たのですから、少し走りますか。
 ふたたび釜無川を渡って八ヶ岳側に戻ると、明野サンライン(茅ヶ岳広域農道)を流します。
 明野サンラインで嬉しかったのは、シーズンオフで眠っていた操縦感覚が、どんどん蘇ってきたことです。
 前輪の制動をかけて、ストップモーションののち、旋回を始める‥
 遅くても下手なりであっても、決まれば決まったで、嬉しい。
 これが、身体を使うライディングの楽しいところです。

(↓)南アルプスを臨む、いつものコーナーで。
 昨年よりもひと月早いので、周囲はまだ山の春。
 枯草色のなかに、ところどころ桜のピンクが混じる景色のなかを進みます。 
 甲斐市は、となりの甲府市、笛吹市(勝沼)とともに、くだものの産地でもあります。
 緩やかな起伏には、りんご、もも、そしてぶどうの畑が広がります。
 ももの花は、これからが満開という感じでした。(↓) 
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