夏の放浪
日川渓谷と大菩薩峠
2011年7月10日(日) 快晴・現地気温33〜36度

 前日には関東地方も梅雨明けとなり、そして僕は、また一つ歳をとってしまいました。
 ‘Be deliberate? No way!’ (いい歳らしく落ち着けって? よけいなお世話だっ!) ‥と、ばかりに、夏の放浪に。
 朝6:30に出発すると、中央高速を西にひた走ります。
 
 梅雨明けのせいか、途中の談合坂SAにも単車がいっぱい。
 予想気温33度‥けっこうな暑さです。
 8:00に大月ICをおり、甲州街道で笹子トンネルを抜けると、トンネル出口の「道の駅・甲斐大和」で、ふたたび小休止。
 テントの下で、地元のおばちゃんがプラム(¥400-)を売っていました。
 色とりどりの宝石みたいです。(→)
 試食してみると、甘酸っぱい果汁が、渇いた喉を潤します。
 おばちゃんによると、サイズが小さいために市場に出すことができるかどうかの、ぎりぎりの大きさなのだそうです。 
 僕には小ぶりで、かえって食べ易いサイズだと思いました。
 お土産に1パック購入しました。  
 さて道の駅を発つと、甲州街道とお別れして、R218で日川(ひかわ)渓谷に分け入ってゆきます。
←空の雲が、夏の到来を告げています。
 
 R218は、緩やかな勾配とカーヴが続きます。
 愛機はアイドリング状態で、エンジン回転計の針が800回転ほどです。
 でも排気量とエンジン特性のおかげで、2,000回転も回せば、湧き出す駆動力でなんなく坂を登ってゆきます。
 エンジンの奏でるソウルビートを愉しむひととき。

 日川渓谷を過ぎたあたりから、急に涼しくなります。
 視界も、いままでよりも澄んだ感じに見えてきます。
 これは快適です。
 そして、驚いたのは、この日陰。(→)
 日なたからとび込んだとたんに、あまりの涼しさに、ヘルメットの風防が曇りました。
 そしてこのあと日なたに出ると風防の曇りはとれて、次の日陰からまた日なたに出ると、曇るという繰り返し。
 日なたと日陰とは、そうとう温度差がありました。
 この渓谷の標高は800m程度ですが、その値から感じる以上に、涼しいところです。
 地形のせいでしょうか、朝の冷気がしばらく残っている印象があります。
 夏の放浪には好適なところでした。
 
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