立ち寄り湯は、以前に訪れた「舟戸の番屋(旧サンシップ今井浜)」にするか迷った末に、「踊り子温泉会館」にしました。
河津町の町営温泉です。
場所は河津川沿いで、分かりやすいところです。
駐車場も建物もたいへん立派。
温泉は大きい内湯と、陽射しがたっぷりと注ぐ露天風呂、そしてサウナがあります。
泉質はナトリウム塩化物温泉(弱食塩泉)。
無色透明で澄んだお湯は、わずかに肌がキシキシとします。
露天風呂のお湯はたいへん熱く、僕好み。
また露天風呂は、浴槽の深さが二段になっていて、浅いほうに腰をおろしてもたれると、寝湯になる構造です。
それはいいのですが水深が浅すぎて、少しでも身体が浮くと、男性自身が“潜望鏡”状態になってしまいます。
おまけにさんさんと陽射しを浴びてるし、お湯は透明だし‥
他人から見れば、目も当てられない光景だな。(幸い人はいなかった。)
ともあれ天真爛漫な露天風呂です。
「踊り子温泉会館」 0558322626 入浴料¥1,000-
賀茂郡河津町峰457-1
余談ですがこの温泉のシャンプー類は、サマーオレンジのブランドで、香りも楽しめます。
入浴料は高めで、好景気バブル時代の雰囲気もありますが、設備は入浴料に見合ったものがあり、維持管理もきちんとされています。
万人にお薦めします。
外に出ると、暑くもなく肌寒くもなく、快適な午後。
喧騒とは無縁の、静かなときが流れます。
やっぱり南伊豆は良いですね。
さぁて、腰をあげますか。
国道414号線で天城を越えると、途中の湯ヶ島からは県道59号線を進みます。
←県道59号線の、筏場のワサビ田。
段々に広がり谷を埋め尽くす棚田は、大小あわせると1,500枚。
見事なものです。
エンジンを切ると、谷一面しいんと静まり返って、清流だけがさらさらと流れる音がします。
よく見ると、小さな白い花は、ワサビの花です。
清流のなかでも、可憐な春が満開でした。