走り始めると、すぐに中津川レストハウスに到着。
 おしながきを見ると‥
 「会津名物ソースかつ丼」(¥950-)‥
 迷わずこれにしました。
 出てきたソースかつ丼は、色が濃い。
 豚かつはラードで二度揚げをしているのでしょうか。
 衣は厚くて、ソースがしみ込んでジットリしたなかにも、クリスピーな歯応えがあります。
 ソースの味も独特で、関東のものより甘酸っぱい。
 総じて衣の存在感が強い豚かつです。
 でもこの味覚に慣れてくると、実に美味しい。
 昨晩に新白河で食べた甘酸っぱい生姜焼きといい、こちらはこの味付けなのかな?
 なおこのソースかつ丼は、いわゆる“つゆだく”で、甘酸っぱいソースがご飯にもしみています。
 トマトケチャップがかかったような赤いご飯は、ちょっともて余しました。
 個人的には、このジクジクとソースがしみこんだかつを、真っ白なご飯で食べたかった。
 そんな不満もありますが、美味しいものにめぐり合えて満足でした。
   
 レストハウスを発つと、磐梯吾妻レークラインに走り出します。
 レークラインは全線で
13km。
 最高地点は、標高で997m。
 桧原湖、秋元湖、小野川湖を結ぶ快走ロードです。

 道は樹林のなかを、ゆるやかにくねっています。
 どこまでも続くような深い緑のなかを、淡々と‥ときにはアクセルをあけて加速、ときには高いギアで鼓動を感じながらクルージング‥ と、緩急をつけて走ります。
 
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