さて蓮池からR471に分け入って、広大なスキー場のなかを抜けてゆくと、めざす奥志賀林道の起点が見つかります。(→)
林道ガイドのとおり、電柱と電線がここで終わっていて、ここから先は原生林であることが分かります。
ここで簡単におさらいをしますと‥
以前は奥志賀スーパー林道と呼ばれていたこの奥志賀林道は、志賀草津道路の中間、蓮池から北に向かって、カヤノ平、野沢温泉を経て、長野県の北端・栄村に至る全長70kmにもおよぶ林道です。
奥志賀スーパー林道と呼ばれていた頃は、有料でダート区間も多い険しい山道でしたが、無料化に伴い全線舗装されて、R471・R502・奥志賀林道と名称も変わり今に至っています。
僕の記憶が正しければ、ダートの頃は一般車両を規制して公道ラリー(自動車レース)が開催されたこともあったはずです。
豪雪地帯で冬の閉鎖期間が長く、舗装されたいまでも1年の半分しか走ることの出来ない林道です。
3年前に、林道ガイドでここの存在を知りました。
記述では、全線走破ならば半日は見ておきたい全長、希少なブナの原生林を突き抜ける快適な道路、カモシカやテン、オコジョも横切る山深さ‥
これを読んで“いつかは”と思っていました。(できればツキノワグマは横切らないでほしいですけどね‥)
一泊の日程を要し、また天候にも恵まれないと楽しめないコースですから、走り始めたときは感激でいっぱいでした。
Trans信州(信州縦断)奥志賀林道、そして日本海
2009年8月17日(月)
快晴 気温20〜30度
眼を覚ますと、素晴らしい快晴に胸をなでおろしました。
朝食バイキングで、メンチカツやソーセージなどタンパク質をいつもよりたくさんいただいて、7:50に信州中野を出発。
志賀高原も、まだ観光客はいない時刻です。
朝の高原の空気は、さすがに澄みきっていました。
琵琶池、丸池、木戸池…
←そして、蓮池。
朝陽に輝く湖沼を独り占め…
たまに見かけるのは、この風景を撮影をしているお年寄りの姿。
お年寄りは、朝から元気ですな。