秘境・川上郷で出会ったSurprise(驚き)
2010年5月17日(月) 快晴 現地気温度19〜22度

 7:00に自宅を出発し、9:50に中央高速・韮崎ICで下りて、ここから明野サンライン(正式には茅ヶ岳広域農道)で信州をめざします。
 明野サンラインは2年ぶりですが、さすがに年間日照量が日本一を誇る明野地区、この日も陽射しがたっぷり。
 気温も22度と、夏のパンチング革ジャンの下に防風ライナーでちょうど快適でした。
 南アルプスを背にして、山梨県を北へ向かいます。(↓)
 とはいえこうして来てみると、川上郷は秘境という響きからくる緊張感はありません。
 山に囲まれた静かな集落でした。
 11:30 最初の目的地、川上村の「森の交流館」に到着しました。
 ここには長野県の天然記念物である川上犬が保護されていて、無料で見学ができるのです。
 森の交流館は、山奥に不釣合いなほど近代的な建築物で、まずはびっくり。
 こんなガラスばりのアトリウムのなかで、犬が飼育されているのでしょうか?  
 明野サンラインの突き当りで増富ラジウムラインに合流して、さらに長野県へと進みます。
 通仙峡からR610・原浅尾韮崎線の信州峠までは、新緑が萌えるようです。
 ここは絶景こそありませんが、険しいところもなく、リラックスして走れるのでお薦めします。
 ところが信州峠を越えると、長野県側はまだ春の景色でした。
 わが国、とくに信州一帯は、峠を越えるたびに目に映る景色ががらりと変わります。
 これが信州を旅する醍醐味ですね。
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 この日に訪れたのは南佐久の川上郷。
 長野県・清里の東側に位置する集落です。
 南は山梨県の韮崎と接し、東は埼玉県の秩父と接していますが、秩父との接続は三国峠という延々17kmにわたるダート(未舗装路)なので、韮崎からの信州峠越えが一般的です。
 アクセスが良くないことから、昔から信州の三大秘境(他は秋山郷と遠山郷)の一つと謳われています。