時刻は16時、再び矢筈トンネルから出てきました。→
 朝はここから入って、5時間を秘境で過ごし、再び戻ってきたわけです。
 このトンネルが玄関口のように思える秘境でした。

 このあと市街地に戻る弁天橋まで、楽しいワインディングロードは続いたのです。
 17:30、飯田の「ルートイン飯田」にチェックイン。
 晩御飯は、ホテルわきの西友で買った、お弁当+おつまみ+ビールを部屋持込み。
 この日の総走行は373kmでした。
(おまけ;信州の三大秘境;遠山郷/下栗の里について)
 宮崎駿の「千と千尋の神隠し」で、八百万の神々が湯治にやってくるくだりがありますが、宮崎監督がこの遠山郷に伝わる湯立神楽にインスピレーションを得たことは有名な話しです。
 確かに遠山郷は、自然の息吹を身近に感じる一方で、
「神々が棲む谷」というか、どことなく神の存在を感じる雰囲気がありました。
 遠山郷が秘境である理由にはアクセスが悪いことが挙げられますが、これはここの地盤が関係しています。
 このあたりの山は有名なガレ場で、今まで何度となく土木工事が行われ、ことごとく失敗。
 いまでも国道152号線は地蔵峠から青崩峠との間は分断されたままで、遠山郷はその真ん中にあるのです。
 こんな背景もあるので、他に先んじて立派なループ橋やトンネルだけが完成しているわけですね。
 さて遠山郷の走りかたですが‥
 僕は飯田→矢筈トンネル→エコーライン蛇洞林道→しらびそ峠→下栗の里へと進んだわけですが、しらびそ峠までの蛇洞林道はかなり険しい山道でした。
 矢筈トンネルから和田宿に南下して、そこから下栗の里やしらびそ峠に入って、再び同じルートをたどって和田宿に戻ってくるほうが楽です。
 このルートでも狭い区間はありますが、マイカーでも大丈夫。
 なお平日はお休みしているお食事処が多かったので、その点だけは要注意です。
  
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