息をのむほどの景色とはこのことです。
 手前が南木曾岳(1,676m)。
 その山肌に、雲の影がゆっくりと流れます。
 うしろで頂を覗かせているのが木曾御嶽(3,067m)。
 その右手に、ちょっとだけ黒っぽい頂が見えるのが、乗鞍岳
(3,026m)です。
 ここは木曾ですから御嶽が見えるのは当たり前ですが、ここから乗鞍岳が見えるのは驚きでした。

 帰宅して調べてみると、この木曾見茶屋で、これだけ絶景が臨める日は稀のようです。
 昨日のしらびそ峠では雲に阻まれましたが、二日目は運が良かったです。
 太平街道から木曾川沿いにおりると、中仙道
(県道7号+国道19号)に入ります。
 「木曽路はすべて山の中である。」(@島崎藤村「夜明け前」より)
 現在の木曽路=中仙道はどうかというと、昔の街道を思わせるところはごく一部ですが、やっぱりすべて山のなか、でした。


←そんな現在の馬籠峠(801m)は、道幅の広い快走路です。
 太平街道を慎重に走ったあとだったので、伸びやかな加速感が気持ち良い。
 愛機の45°Vツインの鼓動も軽快。
 アクセルを開けると、控えめながらもしっかりした低周波音を轟かせ、空気の壁を切り裂くように走ります。

 まずは岐阜県に位置する、馬籠宿(後述)を見学。
 そのあと北に進んで、木曾川沿いの妻籠宿(後述)も見学しました。

 この妻籠宿では、YAMAHAのFZ6・Fazer氏とすれ違いざまに挨拶。
 こういう観光地で挨拶すると、次の観光地でもまたお会いするだろうなぁ‥という予感が的中し、このFazer氏とは次の「寝覚の床」でもお会いしました。
 
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