夏・物語の始まり
北アルプスの玄関口へ
2011年7月15日(金) 快晴・現地気温32〜36度
夏の朝に、物語は始まりました。
5:50に旅立つと、中央高速、長野自動車道と経て、9:50
に麻績(おみ)ICに到着。
麻績ICをおりるとすぐに、JR篠ノ井線(篠ノ井〜塩尻)の
「聖高原」駅に出ます。
気温は早くも32度。
そして、さらに上がる勢いです。
きょうは暑くなるぞ‥
「よ・う・こ・そ・聖・高・原・へ」という、一字一字の看板。
看板の字も、そうとう年季が入っています。
それを横目に見ながら、まずは県道12号線・丸子信州新線に分け入っていきます。
この県道が予想どおり、楽しいワインディング・ロードでした。
ご存知の方もおられるでしょうが、このあたりは姨捨の棚田があることでも有名な耕作地。
どこまでも続く丘陵地に、段々に田畑が広がっていて、そのなかを道はくねってゆきます。
眺望も開けていて、左手には北アルプスの展望を楽しみながら、軽快に進みます。
やがて道は、丘陵地の稜線をつないでゆくようになり、ますます走る楽しみに満ちてきます。
こういう眺めがよく、それでいてゆったりと走ることのできるワインディング・ロードって、意外にないものです。
ここが自宅の裏山だったら、どんなに楽しい生活だろう。
時おりツーリングの単車とすれ違いますが、それ以外にはクルマを見かけることもなく、貸切り状態でした。
道が集落に入るところで、道祖神と出会いました。
一番右の神様は、大黒様ですね。(↓)
スポーツドリンクで喉を潤すと、旅の安全を祈願します。
大黒様は五穀豊穣の神様なので、まるで耕耘機のような愛機の旅も守ってくれることでしょう。
今回は、一泊二日で信州の北アルプスを訪れます。
初日は北アルプスの麓をあちこち巡って、二日目はその懐深く、白馬まで足を伸ばすつもりです。
山の天気は変わり易いので、どこまで絶景に出会えるか、運試しの二日間でもあります。
さて聖高原とお別れすると、県道12号線は走り応えのある山道へと変わります。
ここを越えれば、犀川(さいがわ)のリバーサイド、そして信州新町に出るのですが‥