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2012年4月4日(水) 晴れ 気温11度

 前日は記録破りの暴風で、各地に被害をもたらしました。
 これは日本海付近に冬の寒気がしぶとく残っているために、南からの春の暖気との間で温度差が大きくなり、低気圧が猛発達。
 さらに「暖気核」という気象現象も加わって、台風なみの暴風が吹き荒れたのだそうです。
 一夜明けて、この日は快晴。
 でも、海岸沿いはまだ風がおさまらないという予報です…
 じゃ奥多摩に、朝風呂でも浴びにいきますか。
 単車置き場でボディカバーを外してみると、愛機がうっすらと汚れています。
 中にまで風雨が巻き込むほどの、暴風だったんですね。

 9:20に自宅を出発し、国立府中ICから中央高速にのると、圏央道・あきる野ICでおります。
 強い西風が吹きます。
 おいおい、予報じゃ微風のはずじゃなかったの?
←ちょっと落胆しながら、11:00に武蔵五日市駅に到着。
 さすがに奥多摩で、これだけの強風にもかかわらず、単車の姿がちらほら。
 さあて、おやじも負けてはいられない。
 県道33号線を、奥多摩に向けて舵をきります。

 杉林が続く坂道(右)には、暴風で飛ばされた小枝が散乱しています。
 奥に進むにつれて、山に強風がさえぎられて、快適です。
 また夏ほどではありませんが、杉の香りがヘルメットのなかに届きます。
 ミッションを3速に放りこむと、坂道を登ります。
 空冷エンジンは冷却も芳しく、駆動力が出ています。
 車体を膝で押すようにして、右に左に旋回。
 車線をはみださないようにしながら、自由な軌跡を描きます。
 駆動力に押し出されて、思わず大回りになってしまう場面もありました。
 機械好きにとっては、天候によって変わる愛機の調子が楽しい。
 そして、あれやこれやと考えながら操縦する楽しみ。
 
 やがて県道は「檜原街道」という名称に変わります。
 周囲の森も、杉から檜へとその姿を変えます。
 目的の立ち寄り湯に到着です。
 場所は武蔵五日市駅から、檜原街道を15kmほど登ったところ。
 温泉は山を背にした斜面にあり、1階がフロントと浴室と休憩所、地階と2階は大きい駐車場になっています。
 凝った造りですが、よく見ると、それなりに年季が入っています。

 ふと気づくと、風も止んできています。
 よしよし。
 駐車場に愛機を停めると、さっそく朝風呂に入りました。
 
 
奥多摩 Morning bath
檜原温泉センター「数馬の湯」 入浴料¥800-
東京都西多摩郡檜原村2430 042-598-6789