フロントで入浴料を払うと、浴室へ。
平日ということもあって、石造りの浴室はがらがらで、貸切状態です。
内風呂は灰色のタイル貼りで、露天風呂のほうは黒いタイル貼り。
また内風呂はジェットバスになっていて、ゴルフ場の大浴場を思わせる雰囲気です。
泉質はアルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・低温泉)と、ごくふつうの温泉。
源泉風呂があったので手を入れてみると、かなり冷たい。
この源泉を加温して、循環させているんですね。
さいわいどの浴槽もけっこう熱くて、熱めが好きな僕好み。
肌あたりはほど良いつるすべ感があり、またお湯じたい新鮮な感じがして、気持ちがよかった。
←露天風呂から、そよ風にゆれる檜(ひのき)を見上げます。
う〜ん、極楽極楽。
この季節の檜は花粉を飛ばすために、ぼんやりとして見えるものですが、昨日の暴風で花粉が吹き飛ばされたせいか、鮮明に見えました。
風呂あがりに2階の駐車場に戻ると、再びの旅支度。
身体がぽかぽかと温まって、実に快適です。
これぞ朝風呂の醍醐味。
奥多摩は三温泉(※)があまりに良かったので、この数馬の湯はどうかなぁ… と思っていたのですが、こうして入浴してみると侮れません。
施設が古いぶん三温泉ほどの高得点はありませんが、お湯だけみればここもお薦めです。
なお場所柄、登山客の利用が多い温泉なので、こういう悪天候の翌日は、空いていて穴場だったのかもしれません。
※「もえぎの湯」2009年(奥多摩)
「のめこい湯」2010年(甲州)
「小菅の湯」2011年(奥多摩)
( )は収録エリア
(←)奥多摩のお土産
数馬の湯の、売店で見つけました。
ネーミングを見て、疑問が…
「いなか辛子」…って?
携帯電話くらいの容積で¥350-と、手ごろな価格だったので購入しました。
帰宅して食べてみると、いわゆる「緑とうがらし」です。
完熟前の若い唐辛子を収穫して粉末にしているらしいのですが、なんとなく赤とうがらしよりも辛味にパンチがあるような気がします。
一方で、汁に溶けても七味唐辛子のような風味はありません。
青海苔が混ぜてあるらしく、むしろ青海苔の風味。
なかなかの逸品でした。