そうだ、蝉(セミ)の渓谷に行こう
2012年8月10日(金) 快晴 現地気温30度
時としてこんなことを思う。
僕はいつまでも若いつもりで、夏のあいだだけ騒がしいおやじかもしれない…
これって、まるで蝉(セミ)だなぁ。
でも、セミっていうのも、案外悪くないかもしれないぞ。
なにやら近年の研究では、地上に出てからのセミの命は、一週間という短さではなく、もう少し長いというし…
いまを盛りと合唱をするセミたちよ、せいぜい人生を謳歌しろよ。
そうだ、「セミの渓谷」に行こう。
というわけで群馬県南牧村にある「セミの渓谷」を目指して7:00に自宅を出発し、9:50には関越の下仁田ICに到着。
下仁田の街を通過します。(↑)
この街は、周囲をこういうお椀を伏せたような小山に囲まれていて、なんとなくほのぼのとします。
下仁田からは県道45号線・下仁田上野線で、佐久方面へ分け入ってゆきます。
←しばらくすると案内表示が出迎えてくれました。
道路の下がその渓谷のようです。
切り立った奇岩と、わずかにエメラルドがかった美しい清流。
なかなか見事です。
渓谷自体は300mほどの長さしかありませんが、木造の吊り橋と県道のコンクリート橋を使うと、ぐるりと一周することができます。
南牧川が、灰色の岩肌を縦に浸食して、独特の景観を造っています。
ここの岩壁の成分は、硬質の珪酸分に富んだ堆積岩で、渓谷は、洪水時に河床を転がってきた大きな石が川底を砕きとり、長い年月で掘り下げて出来たと考えられているそうです。