2012年8月28日(火)
晴れのち曇り 現地気温28〜35度
6:15に自宅を出発。
朝は少し涼しい。
関越自動車道から見上げる空も、刷毛で掃いたようなすじ雲が多くなってきました。
長かった2012年の猛暑も、終わろうとしているんですね。
今日の目的地は榛名山。
まず到着したのは、榛名山の中腹、標高700mに位置する伊香保温泉。
←石段街の階段の改修がきれいに終わっています。
新しい階段は扇状に広がっていて、まるで「ローマの休日」に出てくるスペイン広場のようです。
実際のところ、スペイン広場を意図したのかもしれません。
石段街を登って、見下ろしたところ。(↑)
時刻が早いせいか、団体客が来ておらず平和です。
眼下の渋川をはさんで、向こうに見えるのは赤城山。
伊香保温泉はその源泉が山の上にあって、引湯する樋を埋め込んだ石段の左右に、温泉旅館ができた街。
そのシンボルでもある「石段の湯」で、朝風呂です。
建物は関所ふうの瓦屋根で、小ぶりなもの。
入り口の大きなのれんが印象的。
開店まもない時刻なので、お客さんは、僕のほかには若者とおじさんの2名だけでした。
浴室は内風呂だけで、露天風呂は無し。
御影石造りの浴槽は、12〜3人でいっぱいになる大きさで、お湯の効能で赤錆色に染まっています。
お湯じたいはいわゆる笹にごりで、笹のような鉄のような匂い。
温度は適温。
肌あたりは少しきしきし感があります。
泉質はカルシウム・ナトリウム−硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉。
2007年に訪れた伊香保露天風呂の源泉よりも、こちらの石段の湯のほうが、お湯がさらりとしています。
成分が濃く効能が強いばかりが、温泉の魅力じゃないということでしょうか… 入浴し易く、身体に負担がない点が好印象… それでいて風呂あがりは身体が軽くなり、効能を実感できます。
入浴料も安く、たいへん気に入りました。
軒下のベンチに座って、石段を上がってくるそよ風にあたります。
涼しくて、極楽極楽。
そこへ団体で観光客がやって来ました。
ボランティアのガイドのおじさんが観光客に説明をしています。
ガイドのおじさん「この石組み(矢印)はね、435年前のものです。435年前から、変わらず、こうして残っています」
それって戦国時代…織田信長がいた時代ですね。
しかし真面目に聞いていたのは、通りすがりの僕。
お客さんたちの反応は、あまり芳しくなかった。
ガイドさんも大変ですな。
記念撮影に悩んだ
伊香保・榛名山
「伊香保・石段の湯」
渋川市伊香保町伊香保36
入浴料 ¥400-