Petit秘境(1)・南アルプス 夜叉神峠
2012年
9月12日(水)
晴れ
現地気温31度
自宅を出るときに同じマンションの奥さまにご挨拶いただきました。
奥さま「バイクかっこいいですね♪」
お世辞でも嬉しいものである。
もっと言ってください。(笑)
中央高速を甲府昭和ICでおりて、桃源フルーツラインで西進します。
左が丸山(1,625m)、右が甘利山(1,672m)(↑)
どちらも甲府から初めて出合う南アルプスの山。
きょう目指すのはその真ん中をとおって、南アルプス連峰の夜叉神峠。
夜叉神峠じたいはマイカー規制が敷かれているので、その手前までのPetit(プチ)秘境の旅です。
時刻は10:00すぎ。
朝7:30の出発でしたから、来てみると、甲州は信州と比べて近いところです。
←山あいの田圃も、ほのかに黄金色。
昨夜の雨の湿気が残っているものの、風はさわやか。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、来週はもう彼岸。
そんな季節になったことを実感します。
やがて道路には、「南アルプス林道」という表示が。
御勅使川に沿って、清流を右に見たり左に見たりしながら、谷沿いに遡上します。
見あげると、白い雲が眩しい。(→)
夏と違って陽射しが斜めに入るようになったせいでしょうか、ことさら白く輝いています。
道行くクルマもまばら。
行き止まりのピストン・ルートらしく、ロードサイドの店舗もまったく現れません。
この独特の雰囲気に、冒険心をくすぐられます。
この日、愛機はエンジンオイルを交換したばかりでした。
そのおかげか、快調そのもの。
アクセルグリップを開けたときの鼓動感に、澄んだものが感じられます。
また路面を蹴り出す力も、力強くなっているようです。
話は横道にそれますが、今回の作業後に赤髭メカニックから「走行距離のわりには、オイルが汚れていませんでしたねぇ」と言われました。
このシーズンは、いつもよりオイル交換をさぼっていたのに、なぜだろう…
思いつくことは、ひとつだけ。
お互い顔を見合わせると「エンジンを回していないから、ですね(笑)」
でもこの排気量(984cc)だと、回さなくても峠も越えられるからね。