信州大町
また会おうっ 大カエデ
2012年10月16日(火) 快晴 現地気温22度

 自宅を6:30に発って、秋の信州、それも信州大町に。
 快晴なれど、気温の低い中央高速を西進します。
 電熱グローブと靴底カイロで身体は暖かく、いっぽう頭は風で冷たい。
 これが露天風呂のような快適さで、一度体験するとクセになる。 
 淡々と距離をかせいで、早や9:40には安曇野の梓川SAに到着。
←名古屋から来たというKawasakiのZEPHYR-1100氏と雑談。
 ZEPHYR氏によれば名古屋から梓川まで200kmだったそうで、これは偶然にも横浜からの距離と同じである。
 見ればこのZEPHYR-1100、古の名車Z-1を模して左右4本出しマフラーに改造してあります。
 ZEPHYR氏「燃費が悪いのが玉にキズ。10km/Lなんですよね」
 でも出力の低さや燃費の悪さと引き替えに、この時代の空冷マルチ
(多気筒エンジン)は、奏でるエンジン音が大変よろしい。
 単車として、ではなく、楽器として所有するのもアリ、である。
 ガソリン代に負けずに、いつまでも大事にしてください。
 長野自動車道を、麻績ICでおります。
 ここを訪れるのも1年ぶり。
 前回は聖高原に向かいましたが、今回は県道55号線に分け入って、麻績川に沿って大町を目指します。

 ここからのBack-Roadの魅力を、どう表現したらいいでしょうか。
 小さな山を登ったり下ったりしながら、穏やかにくねってゆく道。(→)
 森は険しくはならず、あくまで里山の域を越えない。
 そして次々と現れる集落は、素朴な、昔話に出てくる村そのものである。
 美しい、ほんとうに美しい日本の原風景。
 都会人の心を、みずみずしくリセットしてくれる、そんな快走路です。
kset02.gif
 やがて麻績川は渓谷になって、奇岩が密集してきます。
 素掘りのトンネルが続くここは、「差切峡」という景勝地だそうです。
 もう少し眺望があればAdventure気分も満たされるのですが、下の清流はほとんど見えない。
 路面の状態が良いだけに、ちょっと残念な気分。