2014年4月11日(金) 
晴れ 現地気温15度

 8:25 自宅を出るときに同じマンションの奥さまにご挨拶いただきました。
奥さま「バイクかっこいいですね♪」
僕「でも僕、シーズンオフだったこの冬に、1kg以上も太ったんです…」
奥さま「(笑) いってらっしゃい」
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 さて今日の目的地は、富士西麓にある「狩宿の下馬(げば)桜」
 建久4年(1193年)5月に源頼朝が「富士の巻狩り」を催した際、馬からおりた所とされたことから、この名がついたそうだ。
 また下馬の際に、桜に馬をつないだとも言われていて、「駒止めの桜」という別名も存在するらしい。
 いずれにせよ、源頼朝のゆかりの桜がまだ有るというところが驚き。
 新富士ICで新東名をおりて、11:30に現地に到着。(→)
 案内標識があるにはあるが、見過ごしてしまうほど小さい。
 県道沿いの空き地に愛機を停めて、農道を歩いてゆく。
 歩くこと、わずか20歩。
 あった。
 これが「狩宿の下馬(げば)桜」
 樹齢は、なんと800年!
 日本最古級のヤマザクラで、国の特別天然記念物指定である。
 ちなみに「富士の巻狩り」は、源頼朝が大勢の御家人を集めてこの地で行った、当時の大演習。
 その範囲はいまの御殿場市から、富士山をぐるりと囲んでこの富士宮市まで及んだそうだ。
 そして主催者の源頼朝が陣屋を設けたのが、この場所という。
 史実によると巻狩りは5月なので、頼朝が見たのは桜の花ではなく新緑だったのでしょう。
 それでも、頼朝もこの木を見たんだぁ…と思って眺めると、感動するものがある。
富士西麓
 鉄馬をおりて観る桜
 とても綺麗。
 赤芽のシロヤマザクラで、芯が赤いせいか、樹齢800年にしてはみずみずしい印象で、また女性的な桜。
 嬉しいことに、ぴったり見頃。
 満開のすこし前、9分咲きといったところでしょうか。
 菜の花のイエローと重なって、春らしい色彩です。
 桜の南側に回ると、桜と富士山とを視界に収めることができる。(→)
 晴れてきたせいか、観光客が増えてきました。
 お年寄りの団体が、どこからともなく湧き出すように現れて、あたりはとても賑やか。