奥多摩
Morning-Bath 2
2014年4月13日(日)
明るいうす曇り 気温19度
前夜は、家族の仲間たちとパーティだったため、寝坊。
こういう日は Morning-Bath(朝風呂)に限るっ!
というわけで、出発は9:15。
空は明るいうす曇りで、まるで蛍光灯の下を走っているよう。
この日は「春の交通安全週間」の、最後の週末。
自宅を出たとたん、どの交差点にも警察官が立っていて、交通整理と取り締まりに大忙しです。
話は横道にそれますが、春と秋に開催される警察のこのイベントは、ライダーにとっては苦手。
知己のなかには、この時だけは、どんなにツーリング日和でも、出かけないという剛の者(?)もおります。
今日は安全運転を意識しよう…
拝島までは、あたりはぼんやりとして、空気も温い。
ところが11:00 日の出町に入ると、陽射しはあるけれど、
空気はキリッと澄んできます。
県道31号線からR184へと分け入ると、出迎えてくれたのは平井川沿いの桜。(上)
位置的には奥多摩である日の出町は、まだまだ桜が見られるのですね。
道行くクルマもまばら。
R184は行き止まりのピストン・ルートらしく、店舗もまったくありません。
僕はというと(きちんと)制限速度のなかで、無駄に(?)駆動力をかけたりしてカーヴを楽しみます。
里山を登るにつれて、沿道にはきれいな桜並木も。
帰りはあそこで記念写真を撮ろう…
やがて目的の立ち寄り温泉に到着しました。
奥多摩では「もえぎの湯」「数馬の湯」「小菅の湯」「のめこい湯」に続いて(※)五番めの温泉と
なる、「ひのでつるつる温泉」です。
建物はとても立派で、駐車場の収容台数も充分。
吹き抜け多角形ロビーに階段が渡され、一段高さを落としたフロアにソファを配するところなんか、まるでホテルのようです。
苦労したのは、脱衣所のロッカーがとても小さかったこと。
革ジャンに革パン、そしてプロテクターを収めるともうギッチギチです。
このロッカーのサイズだと、ライダーならずとも困るのでは?と感じました。
(※) 「のめこい湯」だけは甲州編の「上野原でタイア皮剥き紀行」に収録。
他はすべて奥多摩秩父編に収録されています。
「生涯青春の湯 ひのでつるつる温泉」
東京都西多摩郡日の出町大久野4718
TEL.042-597-1126
入浴料 ¥820-
さて気をとり直して浴室に進むと…
内風呂は、白木の板張りの壁に、檜で縁取りされた浴槽。
そして露天風呂も、明るい色調の石張り。
全体的なセンスがとても良い。
さっそく身体を清めると、浴槽に浸かります。
お湯は無色透明で、匂いもなく適温。
泉質はPH9.9のアルカリ性単純温泉で、ちょうど適度なつるすべ感。
風呂あがりの浴感もふつうで、ごく一般的な “美人の湯”でした。
というわけであっさりしたお湯で特徴はありませんが、なにしろ他の奥多摩の温泉と比べて、圧倒的に近い。
そんな手軽さもあってか、駐車場のクルマも都内ナンバーの外車が多かった。
「生涯青春の湯」というサブネームからはご年配向きの温泉に思えますが、意外に都会的な温泉です。