「森林の温泉(もりのいでゆ)」 入浴料¥700-
茨城県久慈郡大子町大字矢田15-12 0295-72-3200
温泉は滝から阿武隈に向かって、あと数kmで福島県との県境、というところにあります。
結論から先に言ってしまうと、お薦めです。
とにかく設備がひじょうに立派で、それも浴室にしっかりお金をかけている立ち寄り湯。
大きな露天風呂、ガラス張りの内風呂、サウナ、気泡風呂、うたせ湯と、ひとおおり揃っています。
特に感心したのは大露天風呂。
空を仰ぎ、森の緑を眺めながらの入浴は、抜群の開放感。
ここまできれいに維持管理されていて、センスもよく、寛げる露天風呂は、いままでの中でもトップクラスです。
お湯はナトリウム硫酸塩・塩化物泉。
無色透明のお湯は適温で、新鮮なもの。
肌あたりはわずかにキシキシ感がありますが、風呂あがりはさっぱり感より、じんわりとした温浴感を感じます。
これだから温泉は面白い。
保養のみならず、効能も良い温泉でした。
温泉の受付をされていた男性に、大子のことを伺いました。
なんでもここ大子は以前からそれなりに林業があったそうですが、地元の大手林業会社が廃業。
そのため山の伐採者がいなくなり杉林は荒れ放題になってしまったのですが、しぶとく生き残った関連業者には周辺の注文が集まって、今はかえって製材やチップ製造で盛り返しているそうです。
地元の杉林は荒れているのに製材所は多い、そんな大子の謎が解けました。
国道349号線、県道36号線とつないで、宿に向かいます。
←県道で通過する、本山トンネル。
新緑が綺麗でした。
しかしこの国道・県道の左右にもモミジが目につきましたので、奥久慈はそもそもモミジが多いところなんですね。
17:10 ルートイン日立多賀にチェックイン。
今日の総走行は319km。
日立多賀は小さな住宅街でしたが、街が妙に落ち着けるサイズで、好印象。
晩ご飯は、付近のコンビニ弁当+ビールを部屋へ持込み。
男一人旅の、きままな夜はふけてゆくのでした。
あしたはGWの帰省ラッシュが始まるので、無理のないスケジュールでいきたいなぁ。
(おまけ)奥久慈のお土産 「軍鶏の釜めし(¥1,615-)」
あのしゃも弁当の美味しさを… ということで、といだお米に混ぜて炊くタイプの釜めしです。
道の駅 奥久慈だいごで購入しました。
ごろごろしたしゃも肉がいっぱい入った、肉釜めしができました。
しゃも肉は美味しかったのですが、発見したことは、釜めしっていうのは野菜が入ってこそ釜めしとして完成するんですね。
野菜とかきのことかタケノコとかを増量して、調理してもらえば良かった。
なお地元にはしゃも弁当のほかにしゃも鍋、しゃも親子丼、しゃも肉うどん、しゃもカレーなんかがありました。