象に始まり象に終わった妙高
(前編 野尻湖を発って下越へ)
2014年7月29日(火) 快晴 現地気温度28度
6時に自宅を発ち、11時に野尻湖に着いた。
ここまで走った距離は、もう300kmを超えている。
遠いな 野尻湖は。
この湖は、長野県では諏訪湖に次いで二番目に大きい。
あと数kmで新潟県という、長野県北限の湖です。
湖畔に出てみる。
さっそくナウマン象が出迎えてくれました。
野尻湖といえば、ナウマン象。
湖畔にも発掘跡地や博物館がある。
ドイツの地質学者・ナウマン博士のこの発見は1921年のことですから、こうして100年近く経っても、その功績が忘れられていないのは素晴らしい。
さて僕は大学時代に、高校生仲間とこの野尻湖にキャンプに来ているはずです。
ですが湖畔に立っても、その場所が思い出せない。
あのとき泊まったバンガローは、どのあたりなんだろう…
こうして湖面を見ていても、ぜえんぜえん記憶がよみがえりません。
「懐かしの野尻湖」という言い回しは使えなくなったなぁ。
でも、思い出せないんじゃ、しかたありません。
気を取り直すと湖畔を離れて、国道18号線で妙高高原へ向かいます。
県境に進むと、出迎えてくれたのは妙高山。
標高2,454mの堂々たる山です。
空にはもくもくと入道雲。
夏の空。
時刻はもうすぐ12時なので、冒険のまえに腹ごしらえをしておくかな。
画像にもある「道の歴史館」の標識にしたがって、国道をおります。
お目当ては、この歴史館にあるお食事処。
そこの蕎麦が、美味しくて盛りがいいと評判なのです。