登るにつれて山岳道路っぽくなってきます。
正面の奇岩をズームアップしてみると(下)なかなかの絶景。
最後はいくつかのヘアピンカーヴを経て、二度上峠に到着。
駐車スペースもありましたが、砂利道だったので路肩に停車。
そして山頂に向かう登山道があったので、愛機を降りて途中まで登ってみました(下)
二度上峠の標高は1,390m。
正面にそびえるのは安中の山、剣ノ峰(1,430m)
剣ノ峰の向こう側には、霧積(きりつみ)温泉があるはずです。
僕の世代は聞き覚えがあると思うのですが、角川映画「人間の証明」で有名になった台詞 「母さん、僕のあの帽子どうしたでせうね ええ、夏、碓氷から霧積へ行くみちで 渓谷へ落としたあの麦藁帽ですよ…」に出てくる霧積温泉です。
そして愛機の真後ろには、榛名山も見えました。
でも高原電車が通っていた面影はまったくありません。
ここには「二度上げ」という駅も存在していたはずなのですが、電車が通っていたことが信じられないような高所です。
おまけにあとで調べてみると、軌道敷は軽井沢の白糸の滝からここに登ってきて、群馬大津に降りていますので、位置関係からすれば軌道敷はこの県道と直角で交わっていたはずです。
白いクルマのうしろの砂利道が、軌道敷の跡なんでしょうか。
二度上峠を通過して下りになると、さっそく目にとび込んでくるのは浅間山(2,568m)
雄大な姿を見られるのも、空気が澄んでいる秋だから。
県道の下りも、発見がありました。
ふつう標高の高い所から下りてゆけば気温が上がるのですが、気温が全然変化しません。
むしろ森に入る分、肌寒い。
そして北軽井沢に降りたつと、沿道の電光掲示板は気温16度を示していました。
さすがに避暑地だなぁと、妙に納得。