2015年3月23日(月) 晴れ(高速道路では雨) 気温14〜17度
愛機はオドメーター(距離計)が13,200km。
純正タイアのブリヂストン(BATTLAX BT-023)もスリップサインが気になってきたので、HONDAドリーム店で交換しました。
こんどは、Buellにも履かせて好印象の残る、仏製のミシュランPilot Road3。
Buellの頃から通算すると、6本めのタイアです。
「新しいタイアは滑るから100kmは慎重に走ってください」というメカニックの助言どおり、のんびり100kmをこなす行程はと…
思いついたのは、湯河原。
夏目漱石、与謝野晶子、谷崎潤一郎、芥川龍之介、島崎藤村… 湯河原温泉を愛した文人たちに「右ならえ」だ。
湯河原で愉しむ
朝風呂とタイアの皮剥き
8:10に出発。
東名の海老名あたりでは、突然の雨。
2〜3分だったが、本格的などしゃ降り。
こういうとき、旅人はただ濡れるしかない。
幸い新しいミシュラン・タイアはウェットグリップには定評があり、愛機は涼しい顔である。
小田原を越える頃には、空も晴れる。
風もなく穏やかな国道135号線(右)
10:30には、湯河原の温泉街に到着。
湯河原は箱根の山から流れる千歳川に沿って、古い温泉街がある。
橋の欄干にあるアジサイの透かし模様(左)が、おしゃれ。
朝風呂にと訪れたのは「伊豆屋旅館」、混浴の大野天風呂が有名です。
自噴ということで、駐車場には音をたてて蒸気を吹き出す温泉やぐら。
その駐車場には、至るところに手を入れたフレンチブルーのミニ・クーパーが1台。
そばに立つ男性はどうやら先客らしく、ミニ・クーパー氏「おたく(僕のこと)旅館の人じゃないですよね? まだ旅館が開いていないんです。おかしいなぁ」
その時まるで申し合わせたかのように、旅館の裏手から女将が登場。
ミニ・クーパー氏「やっと来た(苦笑)。ここで30分も待たされちゃいましたよ」
この女将が饒舌な方で、建物の案内をしながら、しゃべるしゃべる。
「どこから来たんですか?横浜?ツーリング?バイクの人はみんな日帰りのツーリングよね。休憩します?」
次々と飛んでくる質問に応えるうち、カメラや入浴セットを忘れて、玄関と愛機とのあいだを二度も行ったり来たりする。
ミニ・クーパー氏は、とっくに入浴しているんだろうなぁ…
さて、女将の道案内どおり、迷路のような館内を進んでゆく。
館内はいわゆる「昭和レトロ」
改装した真新しい客間も7〜8室あったが、全体的には、とにかく古い。
古い旅館の典型で、傷んだ廊下がところどころギシギシと沈む。
廊下をどん詰まりまで行くと、脱衣所が現れ、名物の大野天風呂。
ミニ・クーパー氏を含めて、3名の男性客が入浴していた。
この日は女性の姿はなし。
「伊豆屋旅館」入浴料¥1,000-
神奈川県足柄下郡
湯河原町宮上615
0465(62)3151