一宮御坂・桃源郷
        桃色の里
2015年4月16日(木) 晴れ 気温23度

春はあけぼの…(@「枕草子」清少納言)
 
 …わかってます! 僕は寝坊いたしました!
 というわけで、8時と出遅れて横浜を出発。
 国道16号近くに新設された相模原ICから圏央道に入って、一路甲府に向けて走る。
 途中の相模湖あたりでは肌寒かったものの、笹子トンネルの向こう側はぽかぽか陽気。
 中央高速を一宮御坂ICでおりると、笛吹市の桃源郷をめざします。
 しかしこれだけ暖かいと、桃の花も終わっているかもしれないな。
 11時に、一宮御坂の黒駒地区に到着。
 ここは御坂みちの坂の途中にあり、緩やかな扇状地から山間部に入ってゆくところ。
 標高520〜600mとやや高いおかげで、遅くまで花が見られる場所です。
 この桃畑に来るのは3年ぶり。
⇒3年前の
 桃源郷はコチラ
 受粉作業をしているご夫婦に声をかけて、敷地に入ります。
僕「拝見しまーす」
農家のご主人「はーい。どうぞゆっくり見ていってください。ここいらは今日が最後の見頃になりましたねぇ」
 僕の他には観光客が4〜5名。
 皆さん思い思いの場所で、ピンクとイエローの競演をカメラに収めています。
 
 桃の花は最後の見頃で、黄色い菜の花は最盛期でした。
 でも匂いでは、桃も負けてはいない。
 むせるような菜の花の匂いに負けじと、桃の甘い匂いも漂って、まさに桃源郷。
僕「今日は、最後の見頃ですね」
カメラを抱えたおじさん「そうですねぇ。なんとか間に合いましたねぇ」
今年の4月は、晴れが少なかった。(4月としては、昭和36年以来、最小の日照時間だったとか)
そのせいか、見ず知らずの人とも、陽射しのなかでの花見を喜び合ってしまいます。
 このおじさんに記念撮影をお願いしました。
 桃源郷にたたずむおやじ(右)
 遙か彼方に広がるのは、甲府盆地、塩山の市街地。
 黒駒地区を発つと、もうひとつ高いところに位置する戸倉地区へ行きました。
 リニアモーターカー山梨実験線の架線下をくぐると、山の窪みにたたずむ静かな集落を登ってゆきます。
 そして突き当りが戸倉地区。
 標高は700mあり、このあたりでは一番最後まで桃の花が見られるところだそうです。
 
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