12:00には牧丘の「はくさい」に到着。
お店は立ち寄り湯「花かげの湯」の一角で、温泉のお食事処も兼ねています。
3年前と同じ「海老天丼(¥1,080-)」に「とろけるもつ煮(¥550-)」も付けました。
ここの海老天丼は、5本の海老がご飯の上にヤグラを組む逸品。
海老が以前よりも1本少なくなりましたが、海老じたいはむしろ大きくなっています。
さっそくガブリとひと口。
美味い。
しかし太い、ほんとうに太い海老天で、口のなかが海老の身でぎっしりになります。
メニュウにあった「激盛(海老8本 ¥1,380)」は危険な選択です。
もつ煮はもつのとろけ具合と、もつ片のさくさくした歯応えのハーモニーが素晴らしい。
海老天ともつ煮を交互に口に運んで、しばし恍惚(トランス)状態を楽しみました。
駐車場も広く、店内も明るくきれい。
文句なくお薦めします。
温泉は隣接した「花かげの湯」でも良かったのですが、今回はどうしても行きたかった温泉があったので…
牧丘を出ると、国道20号線で甲府昭和へ行きました。
甲府昭和は、市街地なのに温泉が湧くところ。
国道を走っていても、旅館やビジネスホテルにも、そしてカップルホテルにまで「天然温泉」の看板が掲げられています。
目的の「草津温泉」も川沿いの住宅街にあり、川ひとつ越えれば官庁街(山梨県庁がある区画)というところ。
以前に訪れた「山口温泉(冷泉)」も住宅街の真ん中だったことを思い出して、何となく可笑しかった。
というわけで街の中ではあるものの、お湯は正真正銘の天然温泉で、おまけに源泉かけ流し。
浴槽は三つで、それぞれ温度が違う。
@中温風呂(42度); 一番大きい浴槽。
足を入れたとたん「おおっ、熱い♪」
熱い湯が好きな僕としては、嬉しくなってしまいます。
A露天風呂(43度); 中庭ふうの小さな露天風呂。
露天風呂はぬるめが多いけれど、ここはさらに熱い。
B高温風呂(47度); 4人くらいしか入れない小浴槽。
肌がぴりぴりするほどの熱さで、群馬県の草津温泉も顔負けである。
ちなみにこれが源泉そのものの温度だそうです。
泉質は、ラドン含有・含芒硝・重曹・食塩泉(緩和低張性温泉)
やや黄色っぽい色のお湯はさらりとした肌あたりですが、効能が身体に入ってくる感じが快感です。
風呂あがりの浴感も、本家(?)草津温泉のぐったりするほどの強い温浴感でないのが、かえって心地よい。
ちなみに温浴感はこのあと1時間近く持続した。
というわけでこの草津温泉、立ち寄り温泉というよりは温泉銭湯というべき施設ではありますが、お湯じたいが素晴らしい。
ぬるい浴槽が一つもないところは家族向きではありませんが、熱めのお湯が好きな御仁にはこたえられない。
「草津」という名に恥じない名湯でした。
ちなみに熱い湯のせいかお客さんも年配の男性ばかり。
皆さんさっさと浸かって、さっさと出てゆくように感じました。
施設も、都会的ではありませんがまだ新しく、駐車場が十分広いのもお薦めするポイント。
しかし街中で高温の温泉がこんこんと湧き出るという、甲府昭和はへんな(笑)、いや素晴らしいところです。
温泉銭湯を出ると、のんびりペースで帰路につきました。
帰宅17:20、総走行278km。
ガソリン価格は127円/Lと、少し落ち着きました。
この先も高速料金が下がることはないのだから(注; 2010年6月から1年間だけ無料化実験がありましたが)せめて燃料代はこの水準で推移してほしいものです。
花かげの湯 お食事処「はくさい」
山梨県山梨市牧丘町窪平453-1
080-5033-8931
「草津温泉」 入浴料¥400-
山梨県甲府市上石田1-10-12
055-222-4216