名前の由来の穴観音様です。
 お参りを欠かさず信心深かった創業者が、夢枕で「私の足元で温泉を掘りなさい」お告げを授かり、それを信じて掘削したところ、温泉が湧き出たそうです。
 陽当たりのいい崖の中腹で、ここからの眺めも見事でした。
 入館すると、従業員が笑顔で迎えてくれます。
従業員さん「いま清掃を急がせますのでもうしばらく待ちください。終わったら、開店時間はまだですが、一番乗りをお楽しみください」
 脱衣所で裸になると、湯守さん(温泉の温度等を点検する担当さん)と一緒に浴室に進みます。
 内風呂はジェットバスで、源泉が太いパイプからどうどうと注がれ、浴槽の縁から溢れると排水口に流されている。
 泉質はカルシウム/ナトリウム硫酸塩塩化物泉ということですが、わずかにイオウの香りもする。
 お湯の色は、新緑を思わせる緑色。
 湯守さんの説明によれば、空気に触れると白濁し、特に露天風呂は白いことが多いという。
 説明を聞く全裸の自分に微苦笑。
 内風呂は加温していて、45度と熱め。
 肌あたりはさらりとしていますが、けっこう輪郭がはっきりしているというか、効能を感じます。
 身体がほてって長くは浸かれません。
 露天風呂のほうは、源泉の温度(42度)そのままで、ぬるめ。
 でも露天風呂も身体が中からほてって、それほど長くは浸かれない。
 この日の露天風呂は透明なお湯でした。
 風呂あがりは身体の節々が柔らかくなり、快適です。
 しっかりとした骨太の温泉というか、いいお湯でした。
 なによりも建物や、見晴らし、それらを含めると見どころ満載。
 信州もまだこんな立ち寄り湯があるんだなぁと、感心しました。
 休日は混雑するという噂もありますが、お薦めします。
 
 温泉を発ったのが11:00。
 信州に名残惜しかったものの、昼過ぎから雨という予報を信じて、自宅に向けて舵を切ります。
 小布施ハイウェイオアシス(スマートIC)で上信越自動車道にのると、暑い高速走行の始まり。
 すごし易かったのは諏訪湖のあたりだけで、麻績や松本のあたりはただただ暑い。
 ただし無風状態だったので、比較的リラックスして走り抜けることができました。
 空腹で八ヶ岳PAにたどり着きます。
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「小布施 穴観音の湯」 入浴料 ¥600-
長野県上高井郡小布施町雁田1194
026-247-2525
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