老神温泉に立ち寄りました。
案内標識にしたがうと、渓谷の向こう側(画像の右)に遠回りをさせられて不満でしたが、帰りに分かったのですが、温泉街の道はひじょうに狭い。
僕のように遠回りしたほうが賢明です。
さて建物は崖の上に建っており、1階が食堂とお休み処、地下1階が浴室で崖を下りるようになっています。
まずはお食事処で、「ロースカツ定食(¥1,050-)」を。
出てきたのは携帯ゲーム機サイズの小さなトンカツ。
明らかに女性向きの軽食メニュウですね。
いっぽう温泉は良かった。
施設は少し古いものの、全体がはちみつ色の木と薄灰色の石で統一されて、“和モダン”で都会的。
館内も人工滝や打たせ湯の水音がして、脱衣室に敷く畳から柔らかい感触が伝わって、とても和みます。
浴室は「崖の湯」と「滝の湯」とがあって、この日は「滝の湯」が男湯。
露天風呂は立派な庇がかけられて空が見えないのは残念ですが、広葉樹に囲まれているので、落ち葉対策でしかたがないのかも。
内湯に浸かると、甘い匂いがします。
あっ、これイオウ泉か?
はたして泉質は単純硫黄泉でした。
内湯から露天風呂に移ると、露天風呂はぬるめ。
源泉は41度ということですから、露天風呂は源泉の温度なのでしょう。
お湯はわずかに白濁でさらりとした感触ですが、鮮度が良い。
風呂あがりのほうが特徴があって、アンダーウェアを着る頃に、ドッと汗が出ました。
そのあとも穏やかな温浴感が続きました。
老神温泉は20分も走れば白沢温泉「望郷の湯(2015年6月収録)」があるのでつい比較をしてしまうと、総合的には「望郷の湯」に軍配が上がりますが、お湯の印象はこちらのほうが温泉らしい。
いずれにしてもお薦めですが。
帰る時に従業員のおにいちゃんと談話。
おにいちゃん「お帰りはその吊橋を渡って温泉街を突っ切れば、国道への近道です」
僕「ふぅん。道が狭くて後悔しない?」
おにいちゃん「大丈夫ですよ(笑)バイクなら。たぶん」
後悔はしませんでしたが、道は狭い上に退避スペースがぜんぜんないので、クルマは要注意です。
「老神温泉 湯元華亭」 0278-56-4126
入浴料¥700-(他にロッカー使用料¥100-)
群馬県沼田市利根町大楊1519-4