12:40、奈良田温泉に到着。
 まずは腹ごしらえということで、以前も訪れた奈良田の里温泉へ。
 ここのお食事処が目当て、というより、ここしか食事をとれるところが思いつきません。
 空は時々さあっと晴れて、そのときは陽射しが眩しく、暑く感じる。
 お食事処は坂の上なので、革パンではことさら…
 温泉のお食事処「こんぼうず」にて。
 小さい店内は、登山客で混んでいました。
 平日で時間もやや遅かったので、ご飯ものは売り切れ。
 そこで「ざるそば(¥600-)」に「馬肉の煮込み(¥650-)」をつけてもらいました。
 蕎麦は不ぞろいの手打ちで、黒っぽい色。
 つるつるとした食感が嬉しく、量もあります。
 いっぽう馬の煮込みは美味しい。
 さらっとした淡泊な味で、豚の煮込みが好きな御仁には、ちょっと物足りないくらいかもしれません。
 ただしモツ独特のあの匂いは強く、久しぶりに「あぁもつ煮込みだなぁ」と実感しました。
 南巨摩郡(山梨県西部)ではポピュラーな馬肉の煮込み、煮込み好きは一度試してみてください。
 お食事処を出ると、いったん岸辺に下りて歩いて3分ほど。
 「奈良田温泉・白根館」に着きます。
 以前に訪れた「奈良田の里温泉」のお隣りというか、両者は直線で200mとは離れていない。
 どんな違いがあるのか、興味津々です。
 「いらっしゃい。ようこそお越しいただきました」と、朗らかな女将が声をかけてくれます。
 強面のご主人(下調べではどうやら猟師らしい)が出迎えると聞いていたので、やや拍子抜け。
 浴室は離れ(右)で、サンダルを履いて敷地を歩いてゆきます。
 ご覧のように館内は凝っていて、かつご主人のセンスの良さがしのばれます。
 シンプルすぎて寂しいこともなく、かといって、ごちゃごちゃと雑然ともしていない。
 何よりも清潔感が素晴らしい。
 立ち寄り湯を受け入れてくれる宿は、裏庭に壊れた家具が放ってあったりして興ざめなことがありますが、ここはそういうこともなく、行き届いた「もてなし感」があります。
 
「奈良田温泉・白根館」
0556-48-2711  入浴料¥1,000-
 山梨県南巨摩郡早川町奈良田344
⇒奈良田温泉・白根館はコチラ
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