鮮やかな陽光。
そして嬉しいことに、むんむんとした草いきれの匂い!
正面にはどーんと、雄大な妙高山(2,454m)。
これこそ夏の定番。
標高が上がるにしたがって、あたりはブナ林になり、急斜面の温泉街に到着。
妙高の関温泉です。
開湯は江戸時代・享保13年(1728年)。
坂の左右に小さな旅館や民宿が並びます。
玄関口にスキー競技の旗門(ポール)置き場があるのが、妙高らしい。
すぐに温泉のシンボル「中村屋旅館」を発見。
入口の三段消火栓が、いかにも豪雪地帯です。
上品な、それでいて手際がよさそうな大おかみが出迎えてくれました。
大おかみ「いま入浴されているお客さんが誰もいないので、ゆっくりしていってください」
サンダルに履き替えて裏庭を歩いてゆくと、裏庭はけっこう広くて、その先で落ち込んで崖になっています。
野尻湖のほうまで一望。
Edge of Cliff View という点では温泉街一番の立地で、さすがに老舗の旅館だけのことはあります。
平地のきわに、よしずに囲まれた露天風呂が現れました。
色は鮮やかなオレンジ色。
ちょろちょろと源泉が流し込まれて、オーバーフローして溝から崖に流されています。
「関温泉・中村屋旅館」
入浴料¥500-
新潟県妙高市関温泉
0255-82-2308