川筋に並行に走ってゆくと…
(←)ありました、「和山温泉・仁成館」の案内板。
 しかし覗き込むと、下り勾配がすさまじいな…
 下りきるまでに対向車が来たらどうしようもないな…
 意を決してスタートすると、30mほどジェットコースターのように下ったあげく、斜面の中腹に降り立ちます。
 無事に着いて、ほっと一息。
 これが和山温泉・仁成館。
 お目当ての伝承は、ここの露天風呂です。
 愛機を停めて、ふと振り返ると…
 はぁ〜鳥甲山(2037m)が近いなぁ!
 思わず駆け寄ってしまいます。(下)
 河原までまだ20mほど距離があります。
 風景が、秘境そのもの。
 年配のおかみさんと二匹の甲斐犬が暖かく出迎えてくれます。
 「昨日お電話した者です」とご挨拶する。
 実はこの仁成館、ご主人が亡くなったことで旅館は廃業し、秋山郷のパンフレットからもその名は消えています。
 が、おかみさんの善意で、おかみさんが元気があるうちは立ち寄り湯を受け入れてくれる、温泉マニアには知られた存在。
 幸運ならば入ることのできる、いわば幻の絶景露天風呂です。
 「開けた扉は必ず閉めてくださいね」という注意を聞いてから、入館。
 ご主人が撮ったカモシカのスナップ写真が壁にかけてあり、その背景はこの玄関みたいです。
 うっかりすると野生動物が入ってきてしまうんでしょうね。
 宿泊棟の廊下を進んだ突き当りが露天風呂。
 横目で見るかぎり、おかみさんの生活スペースと露天風呂以外は、雑多な物置となっていました。
「和山温泉・仁成館」 
0257-67-2205
入浴料;500-
長野県 下水内郡
栄村和山17926
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