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2008年8月25日
理科部会発表速報について

 平成20年度日私小連大会理科部会の研究発表を速報、また記録として、このページにアップしております。理科部会では、毎年持ち寄りによる発表を基本として、例年20本前後の発表が行われます。


 発表は、個人、グループのどちらもOKで、内容も授業研究、教材研究、学術的研究など広範囲にわたり、また分野を問いません。自分の問題意識を、資料を持ち込み提案し、互いに議論し合います。
 この方式も20年以上も前に、「B5用紙1枚の資料でも良いので誰もが持ち寄ろう」をキャッチフレーズに始まりました。


 これらの発表記録は、かつては冊子にもまとめられてきましたが、平成12年度より理科部会のホームページ(理研ウエブ)に、アップロードすることになりました。記録として残るだけなく、パソコンからいつでも誰もが記録をたどることができ、また研究が蓄積されていくことをねらっています。今年度現在で9年分の研究がアップされていることになります。
 
 これらのデータは、現在は神奈川地区理科部会(私小協理科部会)が管理し、
私小協理科部会のページから閲覧できるようになっています。

Posted by okada at 19:13


2008年8月21日
ものづくり『こまづくり〜空飛ぶマジックごま、ビー玉のこま』

「ものづくり『こまづくり〜空飛ぶマジックごま、ビー玉のこま』」
                    渡辺 真吾(甲南小学校)
 
工作用紙とつまようじで簡単に作れ、おまけに空まで飛ぶこまと、ビー玉2個を使って、できるこまを紹介しました。学習の後などに、ちょっとした間に作製できる簡単なおもちゃで、小学校低学年から誰でも簡単に作製できます。実際に作っていただきました。

Posted by okada at 14:59


夏休みの理科実験教室における草木染めの報告

「夏休みの理科実験教室における草木染めの報告」
                       聖学院小学校  木越憲輝
 
夏休みに学校ぐるみではじめた1日体験授業の報告をしました。特に長年続けてきた「草木染め」(タマネギの皮でハンカチを染める)の実践報告を行いました。参加した方から適切なアドバイスをいただきました。

Posted by okada at 13:29


理科教育における直接経験と間接経験

理科教育における直接経験と間接経験
            慶應義塾幼稚舎 相場博明
 
2年前に取得しました学位論文の内容についてご紹介しました。理科教育における直接経験と間接経験を類型化し、初めて定義を行いました。前半は、そのフィロソフィーで後半は3つの実践についての報告しました。後半は実践報告も交えました。

Posted by okada at 13:27


こんな冊子を作ってみました

「こんな冊子を作ってみました」豊明の植物観察 池の平
             日本大学附属豊明小学校 辻 誠治
 
本校の創立百周年記念出版の一つとして、27年前から長野県湯の丸・高峰高原で実施している植物観察用の図鑑その1を作りました。この冊子と現地の紹介、自然観察についての考え方などを述べさせていただきました。

Posted by okada at 13:03


2008年8月19日
ものづくり 『かさぶくロケットを作ろう』」

「ものづくり 『かさぶくロケットを作ろう』」
                                              八尾野 幸代子 (百合学院小学校)
 雨の日に利用される傘袋を利用してロケットを作りました。そのままでも良く飛びますが、ノーズコーンや尾翼をつければますます楽しく飛ばすことができます。時間は短かったのですが、あっという間に作れるので楽しく飛ばすことができました。

Posted by okada at 19:09


安い・簡単・楽しいものづくり

「安い・簡単・楽しいものづくり」
                                                天井 比呂 (雲雀丘学園小学校)
 いくつかのバージョンの「ピコピコカプセル」を作ってもらいました。また、子どもたちにも人気のあった簡単で楽しい「いどうくん」を紹介して材料を配りました。ちょっとした不思議を体験する紙工作です。

Posted by okada at 19:09


小学校理科を活性化するために必要なこと

「小学校理科を活性化するために必要なこと」
                                                        松林 昭 (光華小学校)
 3月8日(土)、京都教育大学で行われた、教育・改善プロジェクトシンポジウム「小学校理科を活性化するために必要なこと」から、大学、教育委員会、教育センター、中学、小学校のそれぞれの立場からの意見を述べ、お互いに「できること」を提案した。
 今回、私の提案したことを、私学の先生方と一緒に考えたい。そこから、私学理科はもとより、日本の理科教育の活性化につなげたい。
 

Posted by okada at 19:08


特別研究理科『自主研究テーマ』を通した授業内容の紹介

「特別研究理科『自主研究テーマ』を通した授業内容の紹介」
                                                大河内 浩樹 (聖徳学園小学校)
 本校では、5・6年生の児童を対象に『特別研究』という授業を週に1回(90分)課しています。この授業は「教科の枠にとらわれない」「学年の枠にとらわれない」という2点を踏まえ、児童の選択制になっています。理科の特別研究では、児童に研究テーマを自主的に設定させて実験観察活動を実施してきました。これまでの「自主研究テーマ」をまとめ、その傾向を探り、授業内容と本校児童の特徴をご紹介しました。貴重なご意見をいただくことができました。
                      

Posted by okada at 19:07


新学習指導要領 ゴムのはたらきについての授業実践

「新学習指導要領 ゴムのはたらきについての授業実践」
                                                大堤 雅生 (追手門学院小学校)
 学習指導要領の改訂に伴って、第3学年では風やゴムの働きが追加されます。本単元は、小学校理科の学習内容の中で「物質・エネルギー」に整理され、風やゴムの持つエネルギーについて考え、見方を養うことが目的となります。
 今回は、『ゴムの働き』に着目し、授業実践を試みました。ゴムの働きだけではなく、ゴムの性質についても考える授業を行ないました。

Posted by okada at 19:07


「電気のはたらき」
「電気のはたらき」
                                                    五十嵐 泰司 (立教小学校)
 
 4年生の電気のはたらきでは、乾電池2個使った回路を乾電池の直列つなぎ、並列つなぎとして教えるが、子どもたちが電池がならんだ図をそのまま丸暗記してそれが直列、並列つなぎとして覚えてしまいます。
 今回は電池を回路につなぐ際に、直列に入れる方法と並列に入れる方法があるとし、電池以外に豆電球や発光ダイオード、モーターを同じように回路に入れるときにも直列に入れる、並列に入れることができるよう、指導を工夫してみました。その結果を報告しました。貴重なご意見をいただき参考になりました。
Posted by okada at 19:06


『流れる水のはたらき』 校外学習

「『流れる水のはたらき』 校外学習」
                                                      立花 香織 (雙葉小学校)
 本校では、「流れる水のはたらき」の単元を4年1学期に学習します。また、この単元の一環として、多摩川中流域への校外学習を行っています。
 その様子を報告しました。先生方から貴重なご意見をいただくことができました。

Posted by okada at 19:06


30pを描こう 〜複数試行と平均の意味付け〜

「30pを描こう 〜複数試行と平均の意味付け〜」
                                          西川 浩輔 (国立音楽大学附属小学校)
 理科の授業では、実験を複数回行ったり、その平均を取ったりすることがあります。私は、児童が1人1回は実験を行えることが望ましいと考えています。しかし中には、実験を全て1人でやりたい児童や、班の誰かにやってもらい自分は見ているだけという児童もいます。そこで、「30pを描く」取り組みを通して、班で活動する意味付けをしようと思いました。思いつきで行った活動ですので、忌憚ない意見をいただければ有り難いです。

Posted by okada at 19:06


『ちょっとした体験を理科の授業に取り入れる試み(10)』

「『ちょっとした体験を理科の授業に取り入れる試み(10)』」
                                              松澤 一仁 (聖心女子学院小学校)
 この題で発表させていただいて今年で10年になりました。昨年夏の発表から1年間、授業で児童が体験したおもしろそうであった4、5、6年生の理科の授業内容を紹介させていただきます。諸先生方から意見をいただいて、2学期からの「おもしろい」授業につなげていかれればと思います。
 

Posted by okada at 19:05


東京地区理科部会 『若芽の会』実践報告

東京地区理科部会 『若芽の会』実践報告」
                                                久保田 靖 (白百合学園小学校)
                                              松澤 一仁 (聖心女子学院小学校)
 関西地区の「若菜の会」の活動を参考にさせていただいて、東京地区では2年前から「若芽の会」の実践をしています。新任の先生や、担任をしていて理科の専科ではない先生、理科の経験があっても初心に帰ってさらに授業内容を工夫したい先生などを対象にして、年に3回ほど開催しています。方法としては、講師が1つの単元の指導の仕方や、ユニークな実践などを発表し、それをもとにして参加者全員が協議するという方法をとっています。また、その後、参加者の授業にどのようにいかされたか事後報告もしています。
 今回はその実践報告をしますので、ご意見がいただければ幸いです。
 

Posted by okada at 19:04


はじめての理科

「『はじめての理科』」
                                                        瀧場 進 (国本小学校)
 数年ぶりに理科専科に復帰しました。しばらく学級担任をしていたので、専科としてのカンを取り戻すのに苦労している今日この頃です。 
 さて、今年度、本校では新任が多数入校し、お手本と言うわけではないですが、授業を見せることになり、あらためて、最初の授業というものについて考えさせられる機会がありました。ご存知の通り、専科の年度初めの授業は、担任で言えば学級開きに当たります。初めて顔を合わせる子どもたちはもちろん、前年度からよく知った子どもたちが相手でも、特別な意味があるでしょう。
 出会いの演出、教師の所信表明、きまりやルールの確認、これからの予定など、やるべきこと伝えたいことが盛りだくさんです。
 今回の発表では、4年生での最初の理科の授業にスポットを当てて、他の方の実践も参考にしてまとめてみました。
 

Posted by okada at 19:03


育てて食べよう

「育てて食べよう」
                                                大澤 知由 (立教女学院小学校)
 「食育」が近年話題になっていますが、授業で「食べる」と絶対に盛りあがります。理科で栽培活動などをした時に、収穫した後に調理する事で、より楽しく記憶に残る経験と出来るでしょう。
 4年生での金時豆の塩ゆで、5年生での炊飯、6年生でのジャガイモのパンケーキなどの実践を報告させていただきました。

Posted by okada at 19:02


電気が生まれる(発電と蓄電)

「電気が生まれる(発電と蓄電)」
                                             雲雀丘学園小学校理科部
 新聞発表によると指導要領の改訂案では、小学校理科にいくつかの新しい単元が導入されるようである。その中の「電気の利用」の「発電・蓄電」に焦点をあてて授業研究を行った。その実践を発表させていただいた。
 発表後、いろいろなご意見をいただいた。
 ・蓄電池は、食塩水でつくったほうが子どもには身近でいい。
 ・「モーターを回したら電気ができる」のしくみについては授業でふれていない。少しは説明したほうがいいのではないか。
 ・電力会社の出張授業がわかりやすくてよかった。
これらの意見を参考に、学校での実践に生かしていきたい。

Posted by okada at 19:01


3年単元 『明かりをつけよう』」

「3年単元 『明かりをつけよう』」
                                                  三橋 正英 (自由学園小学校)
 3年生から始まる理科の授業の最初の時間、教室は「何が始まるのだろう」という期待であふれ、圧倒されました。その気持ちをもっともっと膨らませたいと心がけ、授業作りをしてきました。
 今年は電気の導入になる単元「明かりをつけよう」の実践報告をしました。この発表の「スケッチ学習「や「電気の流れを感じる」授業実践をするための意見をいただくことができました。

 

Posted by okada at 19:01


4年 『電気のはたらき』

「4年 『電気のはたらき』」
                                          戸田山 正宏 (湘南白百合学園小学校)
 4年生の「電気のはたらき」の単元は、電気が目に見えないので、子供たちにとってなかなか理解しにくいところがあります。それでは、子供たちがどのように電気をとらえているのかという観点にたって、乾電池や豆電球をいろいろなつなぎ方にして、そのときの明るさはどうなるか、また、どうしてそう考えたのかその理由を発表させ、子供たちの話し合いを中心に授業を行いました。
 

Posted by okada at 19:00


葉脈標本で作る昆虫クラフト

「葉脈標本で作る昆虫クラフト」 
                                                    谷垣 征和 (須磨浦小学校)
 葉脈標本を昆虫の羽に見立て、身近な木切れや木の実などを使って作る、昆虫クラフトを紹介しました。葉脈標本だけ作っておけば、あとは身の回りの材料で比較的簡単に作れます。
 昆虫のからだを組み立てていく作業を通して、子どもたちにからだの作りを学ばせると同時に、小さな生き物への関心を高めることにもつながると思います。
 今日は、ご参加いただいた先生方に作っていただき、いろいろご意見を頂きました。今後の参考にさせていただきます。ありがとうございました。
 

Posted by okada at 19:00


4年 『電池のはたらき』」

4年 『電池のはたらき』」
                                              佐瀬 博孝 (文教大学付属小学校)
  4年生の「電池のはたらき」の単元に充電電池を使っています。3年前、三洋電機のエネループのキャンペーンに参加して、80本もらいました。その折り、電池を使った環境教育の取り組みに賛同し、5年生に出前授業をしてもらいました。
 2月に教材を借て、授業をしました。そのテキスト作りに参加していますので、テキストを使って授業内容と「充電池を充電しよう」「人間電池を作ろう」(参加される先生方が参加)の実験をしました。充電池を使った授業に多くの関心を持っていただけました。ありがとうございました。

 

Posted by okada at 18:59


退屈、わかりにくい岩石学習の改革を  岩石実験ネタ、授業展開の提案

「退屈、わかりにくい岩石学習の改革を  岩石実験ネタ、授業展開の提案」
                                                        岡田 篤 (精華小学校)
 岩石の名前を覚えるのはやっかいである。また、その岩石がどうやってできたか、どういったものを含んでいるのか、それを講義で教えようとすればすぐ退屈な授業となる。
 では、実験をして理解するか、実験もあまり教科書に載っていない。採取をするのも容易でないし、買うのも安くはない。
 ただの石ころが意味を持った美しいものである、その成因が面白い、岩石の世界は魅力的という意識を持たせるためにいろいろな実験や観察、作業を試みてきた。
 岩石の鉱物解体実験、岩石薄片プレパラート作り、岩石マップづくりといった具体的な事例及び授業展開例を紹介した。実際に授業で制作した岩石プレパラートを顕微鏡でのぞいてもらい、その美しさを実感してもらった。
 
 

Posted by okada at 18:59


ぺーパークラフトで熱中・集中した授業づくり
「ぺーパークラフトで熱中・集中した授業づくり」
                                                      水谷 恒雄 (清泉小学校)
                                                                             
 「自然たんけん」の単元ではタンポポを作成。タンポポのお花畑に「昆虫の体のつくり」を学習して作ったアゲハの幼虫、さなぎ、成虫となったアゲハチョウが乱舞し・・・といった具合にペーパークラフトを3年理科全単元に導入しての実践報告をしました。そのあとご一緒にタンポポのペーパークラフトを作成しました。「難しい」といった声も聞かれました。
Posted by okada at 18:58


3年 『音の授業』の指導計画とフィルムケースのオカリナ作り
「3年 『音の授業』の指導計画とフィルムケースのオカリナ作り」
                                              玉井 裕和 (近畿大学附属小学校)
 
 「音の授業」の学習単元は教科書にはありません。しかし、子ども達の五感を磨き、活かしていく理科教育を創るためには、(昨年提案した)光の授業と共に、この「音の授業」で、中学年のうちに音の秘密を探り、科学的な認識形成の土台を築く学習が欠かせないと思います。
 音の発生と物のふるえ(振動)から始め、音を伝える物、音の高さや大きさのキマリなどの学びのあと、フイルムケースで音階を奏でられるオカリナを作って遊びます。
Posted by okada at 18:57


細かい部分まで観察させるための視点を育てる

「細かい部分まで観察させるための視点を育てる」
                                              萩野 友紀 (聖ヨゼフ学園小学校)
 
 観察・スケッチをする際に、「見たとおりに描きましょう」「細かいところまで描きましょう」と声をかけるが、なかなか視点が定まらない場合が多い。スケッチの前段階として、「どのようなことに目を向けるか」「何を発見できるか」という「観察眼」を育てることが必要と考えた。
 そのために、理科室前の掲示板を利用し、マクロ撮影でアップにした花・昆虫・動物などの写真を掲示し、日常的に刺激を与え、観察眼を育てることを試みた。

Posted by okada at 18:56