「博物館の活用で理科授業を改革する」「作って遊ぼうペーパー工作」という理科部会メンバー執筆の2冊の本及びこれらの中に登場するペーパークラフトを、アメリカの博物館や実験教室に提供し、交流を図りました。
アメリカオハイオ州クリーブランド自然史博物館にて、広報部長ボーガー氏に上記2冊の本を寄贈しました。私たち理科部会の研究成果がアメリカの研究機関に収められた歴史的瞬間です。 この博物館とは、本の執筆に当たり、取材を行い、また展示標本を本の中で掲載させていただく協力関係を築いておりました。
本に登場するのは、ユーステノプテロンという古代魚。大変見応えと価値のある標本が展示されており、この化石を使った授業例を、本の中で紹介したことから博物館と連携が生まれました。
「博物館の・・・」の本に登場するペーパークラフトに興味を持たれた博物館職員へ訪問記念として、ルーシー(類人猿アウストラロピテクス)のクラフト模型(ボーガー氏の手の中と左上写真)をプレゼント。 アウストラロピテクスは、この博物館によって発見されたことで世界的に有名です。後にこの「ルーシー」のクラフトは、ギフトショップに飾られることになりました。
私たちの研究発表資料(英文)。 「博物館の活用で理科授業を改革する」をテーマに要点を発表。 同時に、クリーブランド博物館と日本の博物館の活用現況などの違いを認識し合い、意見交換しました。
他にもたくさんのクラフトを紹介しながら、自然の楽しみ方などを歓談しました。
博物館の協力、歓待に感謝しております。 水谷氏の作品で、本に登場するペーパークラフトを紹介しました。 このようなクラフトは、アメリカではほとんど見られないものだけに、とても興味深かったようです。
私たちの訪問は、 博物館のニュースレターに掲載されました。(英文) 9ページに、Japanese authors visited the Museum. とあります。
同博物館と友好のしるしとしていただいた記念ワッペンと、ルーシーに関する専門書です。 平成20年8月2日 クリーブランド自然史博物館にて
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