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2014年8月19日
「小学生に地震をどこまで教えるか」相場博明(慶應義塾幼稚舎)
現在の小学校理科における地震教育は、学習指導要領第6学年で「地震により土地が変化することがある」という内容の扱いだけに留まっている。また、緊急地震速報の科学的な意味について認識調査を行ったところ、小学生のみならず大人でさえ十分理解していないという現状が判明した。このことは、早急に理科教育の中で取り扱うべきであり、とくに小学校段階での導入が必要である。そこで、第6学年において、学習指導要領に示されている内容に加えて、地震の基礎的知識と大森公式まで取り入れ、緊急地震速報の意味を理解させる授業実践を試みた。その結果、第6学年でもそれらのことを十分理解できることがわかった。以上の実践を踏まえ小学生における地震教育のあり方についての提言を行った。
Posted by okada at 15:31