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2015年8月19日
光の正体を探る-小学5年の実践より- 三輪広明(聖徳学園小学校)
分子や原子のような粒子でないものがあることを知らせるため、光の波の性質について考察した。レーザー光の干渉縞は、こども達の興味をひく現象だ。この現象をどう波動性の気づきに結びつけていけるか引き続きの課題とする。こども達の発想をうまくつないでいきたい。
Posted by okada at 22:44


思考力はどうやって評価するの?〜思考力育成の手立てとルーブリック〜 三澤尚久(小林聖心女子学院小学校)
思考力を評価するためには、@思考の可視化A思考の評価基準表(ルーブリック)が必要だ。4年「水のすがたとゆくえ」を例に思考力育成の手立てと、ルーブリックを使ってどう評価を行い、どのように子どもへフィードバックするかについて話した。1時間の授業、1単元の授業だけでなく、1年間を通して思考力を伸ばすためにはどうしているか、という質問を受け、今後の課題をいただいた。
Posted by okada at 22:41


2015年8月15日
ちょっとした体験を理科の授業にとり入れる試み(13) 松澤一仁(聖心女子学院初等科)
平成11年度から、上と同じ題で発表した。昨年度は、全体会での発表をさせていただいた。昨年度発表以降の、新しい実践を今回(13)として発表した。子どもたちが体験や実感を通して、おもしろそうであった理科の授業内容を紹介させていただいた。今年度の内容は、「不思議!消化管にまつわる話」「ゴム風船をひっぱると」「凍てつく世界」「意外と使えるチャック付ビニール袋」「花粉の飛ぶ量」「乗り物で体験!空気の役割」「恐怖の灯油燃やし」等。
Posted by okada at 16:07


2015年8月9日
無電解めっきを用いた水溶液の学習教材 長田朋之(光塩女子学院初等科)
水溶液の性質の単元学習では、酸・アルカリによって金属がとけることを学習するが、その性質が電池などとして広く一般に利用されていることは酸化還元反応やイオン化傾向を学習していない児童に対して伝えづらい。そこで、化学的な原理を解説しなくても視覚的・直感的に理解することができる教材として、イオン化した金属を薬液だけで析出させる「無電解鍍金」を紹介する。鍍金液をつくるところからはじめることで、とかされた金属が再び表面に現れるまでの工程をすべて観察することができる。
Posted by okada at 11:20


食べ種、育て種 西川浩輔(国立音楽大学附属小学校)
教科書で扱われている種子は、普段の生活になじみの薄いものがほとんどで、植物にあまり興味が無い児童にとってみると、授業のために特別に用意されたものの一つにすぎない。そこでここ5年間、植物の発芽と成長の単元で、普段目にする様々な種を育ててもらうことにした。これにより、実生活との繋がりができ、植物を育てる事への興味も増したようなので、実践報告をさせていただいた。
Posted by okada at 10:41


音で遊ぼう 高橋愼司(湘南学園小学校)
指導要領の改訂に消えていく単元や教材がある。消えていく学習内容の中には理科遊びを含め、科学への認識を深めるのに惜しい教材もあることは皆さんもお気づきではないかと思う。その教材の中から、理科遊びを通して楽しめる材料を紹介した。
「音」音はとても身近なことですが、どうして音が伝わるのだろうと疑問に持つ子どもたちは少なくないと思う。音の疑問の解決に理科遊びを活かしていく。
Posted by okada at 10:37


科学的な思考力を育てる理科学習の研究 渡邊明彦(福岡雙葉小学校)
福岡雙葉小学校理科部では、「科学的な思考力を育てる理科学習の研究」を理科部テーマとし、その中で、見通しを持たせることに重点を置き、研究を進めてきた。今回は、5年生単元「もののとけかた」において、単元を通して見通しを持たせること、問題に対して予想を持たせ、その根拠を明らかにしながら観察・実験を行うこと、観察の視点や問題解決への意識を持たせつづけること、そして、その表現方法を中心に実践してきた。その実践を発表した。
思考力の指導は、時間をかけて継続しながら取り組むことが大切であり、自然に考えることができるようになれば、さらに科学的な思考力が深まっていくのではないかと考えている。
Posted by okada at 10:33


タブレット端末を使った顕微鏡学習 池川直彦(雲雀丘学園小学校)
顕微鏡を使った観察は、児童の大好きな活動の1つだ。しかし、自分が何かを見つけても、それを他の児童と共有するのは、難しい。そこで、タブレット端末のカメラを顕微鏡として使うことで、その画面を見ながらグループでの観察を試みた。複数の児童で共有ができ、操作も簡単なタブレット顕微鏡の実践を報告した。
Posted by okada at 10:31


「雪の結晶の世界を教室で」U 坂元美氏i早稲田大学系属早稲田実業学校初等部)
今年の2月、長野県の志賀高原にて光硬化型樹脂を用いた「雪の結晶のレプリカ」作製をおこなった。
昨年に紹介した「ダイヤモンドダストの生成実験」(石川県「中谷宇吉郎 雪の科学館」)と共に、今回採取したレプリカを活用して、低学年を対象とした「雪の結晶」の授業をおこなった。今回はその実践報告をした。
Posted by okada at 10:26


植物のスケッチを通して 松本有右(追手門学院小学校)
3年生になり初めて理科を学ぶ児童に対し、理科を学ぶ楽しさを感じさせるための導入の一つとして、1学期の間、植物をスケッチする活動を通して、植物に対する興味関心を持たせること、ものを見る確かな目を育てることに重点を置いて指導した授業実践を報告させていただいた。
Posted by okada at 10:25


「電磁石のはたらき」 インパクトのある教材提示実践報告 梅下博道(ノートルダム学院小学校)
小学校5年生での理科「電磁石のはたらき」について、昨年度5年生の授業で行った実践報告をさせていただいた。この単元では、条件制御、電磁石の強さ=何の強さなのか?など押さえておきたいことは数多くある。今回、電磁石の実験装置(巻き数・電流の強さ・導線・鉄心は同じで、巻き方が違う電磁石)、視覚教材(1本の導線に電気を流すと、磁界が発生することがわかるもの)を教材提示した授業実践を報告した。発表後の質問感想での先生方からの意見を今後参考にしていきたいと考えている。
Posted by okada at 10:23


単元導入方法が子どもたちの興味・関心に及ぼす影響 豊川徹(相模女子大学小学部)
授業に対する興味・関心を高く持つことができれば、授業内容の理解度が向上する。電池のはたらきの単元は、子どもたちが電池、豆電球、モーターなどを用いて実験することから、比較的に興味・関心を持ちやすく進んで学習を行いやすい単元だと考えられる。しかしながら、電気を目で見ることは難しく、子どもたちの興味・関心を引き出しにくいために、理解が容易ではないことが考えられる。そこで、本単元の導入で教科書に記載されている導入の方法と、それとは異なる方法を実践し、子どもたちの授業プリントの理解度を指標として、興味・関心が理解に及ぼす影響を比較した。
一方で、言語活動を通して子どもたちの考える力を育てる授業づくりを模索した。今回、上記で調査した結果を発表した。
Posted by okada at 10:22


作って楽しい、食べておいしい学級園の活用 山口和夫(天理小学校)
自分たちで育てた作物を収穫し、調理することはとても楽しいものだ。6年生で学習する食物連鎖も含めて指導している。各学校それぞれの特色を活かして学級園などで作物を育て、教材も含め有効に活用されていることだと思う。今回の提案は学級園を管理し、うまく活用する方法と1年生のおいしいシソジュースづくりを紹介した。
Posted by okada at 10:21


2015年8月8日
5年生「電気のはたらき」‐タブレット端末を活用した実践報告‐ 吉金佳能(宝仙学園小学校)
5年生「電気のはたらき」、今年度は全16時間を使って実践をした。今年度からタブレット端末をグループに1台導入し、5年生は本単元から使用した。タブレットを活用した場面を中心に、単元の全活動のようす及び今後の展望をお伝えした。タブレットで使用したソフトは、教育支援アプリ「ロイロノート・スクール」である。
Posted by okada at 14:10


水溶液の性質 戸田山正宏(湘南白百合学園小学校)
6年水溶液の単元は、子供たちが興味を持って実験に取り組んでくれるところだ。しかし、さまざまな薬品が出てきたり、目に見えない化学変化であったり、理解が易しいところではない。この水溶液の単元の様子を、子供たちの実験記録のノートを通して、紹介させていただいた。
Posted by okada at 14:09


自由研究に挑戦しよう!〜科学的な研究の手法が身に付く楽しい授業〜 川崎公美子(同志社小学校)
1学期の最後に「自由研究に挑戦しよう!」という単元を設定して4年生と6年生で実践した授業について報告した。理科の自由研究に必要な@テーマの選び方A仮説の立て方B仮説を実証するための実験方法C実験データーの処理方法D考察の仕方などを、フィルムケースをペンギンに見立てた楽しい実験を通じて児童にわかりやすく教える授業プランの提案をした。
Posted by okada at 14:08


「マルチプルインテリジェンス」の視点から行う探究学習について 伊藤直之(ノートルダム学院小学校)
今日、「生きる力」「キーコンピテンシー」「21世紀型能力」など、新しい時代に必要な力として様々な議論がされているので、本発表では、ハワード・ガードナーが提唱した「マルチプルインテリジェンス」の視点で子どもにつけたい力が何かを聴いた。また、その視点で児童を捉え、一人ひとりの個性を認識した上で、班作りをし、児童たちの個性を生かせる様な理科学習・探究学習の有用性について検討・実践したものを発表した。
Posted by okada at 14:06


2015年8月7日
タブレット端末・SNSを用いた理科授業の展望と課題 高見雄一(京都女子大学附属小学校)
本校では2013年にiPad50台を導入し、約2年の期間が過ぎた。理科以外、様々な教科や生活場面でiPadを活用することができている。しかし、同時に様々な不具合や、トラブル等も起こっている。これまでの活用を紹介するとともに今後の展望と、課題を主に、Google+とGoogleフォトを紹介しながら発表した。
Posted by okada at 22:34


知識の定着を図るためのノート・新聞作り 古川俊(精華小学校)
理科の授業が始まったばかりの小学校3・4年生は、授業を聞きながら上手にノートを取ることができない。また、単元が終わってしまうと、その知識を反復して使うことはほとんどなくなる。そこで、板書を写すのはプリント、まとめるのはノートと分け、その分野に関する資料をたくさん与えることにより、子どもたちは板書と資料を参考にして、ノートを作った。また、学期のまとめとして、興味を持った分野の新聞作りをした。今回はその実践報告をさせていただいた。
Posted by okada at 22:33


授業で化石発見、標本を科学者に評価してもらう授業 岡田篤(精華小学校)
岩石の中から化石を発見する授業の続編である。発見される化石は、有孔虫だが、縦断面で発見されるもの、まれに横断面で発見されるものがある。後者のものは、年代測定の際に役立つが、発見可能性はかなり低い。今回は、この視点を持たせて発見及び顕微鏡観察をさせた。また、発見した化石を、科学者に評価をしてもらう授業も行った。自分の発見物を専門家に評価してもらうという貴重な機会である。その授業の報告も併せて行った。
授業で化石が見つかる面白さ、また見つかり方により科学的な意味が違ってくること、さらに専門家からの評価をいただくなど、いくつかのポイントを盛り込むことができた。
Posted by okada at 22:25


安い・簡単・楽しいものづくりと実験 渡辺真吾(甲南) 松下祐子(京都女子大) 天井比呂(雲雀丘) 
渡辺は、「紙をクルクルして遊ぶオモチャ作り」紙を何度回しても絵が途切れることなく出てくるカライドサイクル。松下は、黒い紙に穴を空けるだけの星座を学習するための簡単学習教材作り。天井は、「アスコルビン酸を利用した簡単マジック」と、ビタミンCの特徴を利用した「ビタミンC探し」。足早でしたが、楽しんで参加していただいた。
Posted by okada at 22:23


「土砂の沈み方」の授業実践と教具について 市川敦(成蹊小学校)
成蹊小学校創立100周年記念公開研究会の際、私が行った「土砂の沈み方」の実践と、教具について報告させていただいた。この授業は、主に川(水)の流れによって地層ができること、沈降実験の様に縦の沈み方だけでなく、横の沈み方(運ばれ方)を観察することで、河口からの距離によって積もるもの(層)が 異なることを理解させられるのではないかと思い行った。授業について、教具についてアドバイスいただいた。
Posted by okada at 22:19


つかみづらい単元の「つかめた授業」の実践報告 砂川俊輔(日本女子大学附属豊明小学校)
5年生「月の満ち欠け(本校では5年次に実施)」「ヒトの誕生」における教材を開発した。この2単元は、実際に見せるということがとても難しく、特に月の満ち欠けに関しては、スケールが大きすぎて児童にとって「つかみづらい単元」である。今回は、iPadを用いて、班ごとに月の満ち欠けを実験から学ぶ授業を行った。
 また「ヒトの誕生」では、受精の意味を「顔」から学ばせようと考え、男女のイラストを用いた福笑いを行い、遺伝子と受精の意味を考えさせた。
Posted by okada at 22:17


学園祭の科学クラブ体験教室(ドライアイスでシャーベット作り)の報告 松本芳將 (聖ドミニコ学園小学校)
本校では隔年で学園祭を実施している。昨年は学園祭が開催され、科学クラブの発表では、ドライアイスとジュースを使ってシャーベットを作る科学実験を来場者に体験してもらった。学園祭は9月の土日に、2日間に渡って開催されたが、両日とも100名を超える参加があった。今回の報告では、具体的にどのような実験を実施したのかと、反省点について発表した。また、参加された先生方には、シャーベットを作る体験をしていただいた。
Posted by okada at 22:15


チョウ好きを育てる4段階 福田晴男・石田勇人(東京女学館小学校)
3年生の4月から7月の理科授業で、チョウ(昆虫)に直接触れる機会を多く取り入れ、好きになる「下地づくり」をする。その流れを受けて9月に第1段階の「移動昆虫博物館授業」を行う。続いて10月に第2段階の「全員展翅授業」を、4年進級時の5月に第3段階の「希望者チョウ採集会」を、夏休みの8月に第4段階の「好きになった子のチョウ採集会」を行う。このローテーションを組むことで、チョウ採集から標本製作まで自立できる4年生の子どもたちが多く育つことが分かった。今回は、チョウ好きを育てる4段階を動画も交えて紹介した。
Posted by okada at 22:11


室内で化石採集をさせる−塩原木の葉石実習、20年間の実践より− 相場博明(慶應義塾幼稚舎)
栃木県塩原から産する木の葉石と呼ばれる岩石を教室に持ち込んだ実習が多くの学校で実施されている(日本全国で現在1000校あまり)。本校は20年以上も前にその実習を取り入れ、そのノウハウを培ってきた。そして、今年5月には「塩原木の葉石ガイドブック−実習・同定の手引きと植物・昆虫化石図鑑−」(丸善プラネット)という本を出版した。ここではそのさまざまな実習と教育的意義を紹介した。
Posted by okada at 22:10


回転する電磁石で授業実践 白數哲久(昭和女子大学附属昭和小学校)
5年生の電磁石の授業でもモーターを作らせることはあるが、電磁石とモーターとでは形状が違い、子どもにとっては電磁石とモーターを同じものとは感じにくいようだ。そこで、自分で作った電磁石が、そのまま回転したら・・・。そう考えて、ガリレオ工房の方々の知恵をかりて回転する電磁石を作ってもらった。この電磁石は、私の学校を含め、3つの学校で使ってみたので、その様子を紹介した。
Posted by okada at 22:07