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2017年8月7日
理科の学習における「ふりかえり」を考える 清水 貴史(鎌倉女子大学初等部)
 子どもたちが学習後にふりかえると学びや成長を実感し、学習の価値や意味に気付き、主体性を育てることにつながるといわれています。
 昨年、最後の授業で、「理科とはどんな教科なのか?」とふりかえりをしました。3年生は「漢字一文字で表すと?」、6年生では「○○な教科」というような形で表すと、様々な意見が出てきました。
 今回の発表では、学習における「ふりかえり」について考え、児童が理科の学習をどのように捉えていたかを紹介しました。
Posted by okada at 20:15


(1) 次期指導要領に沿った理科のプログラミング学習実践事例 (2) デジタル酸素センサーの考察 長田 朋之(光塩女子学院)
(1) 3月に次期学習指導要領が公示され、その中で、理科のプログラミングに関する学習内容が追加され、2020年から新たに扱うことになった。本校の6年生を対象に次期指導要領に沿った形で行った授業実践について報告した。
(2) 本校では、ガステックのデジタル気体検知器を13台導入しておよそ3年がたつが、高価な酸素センサーが次々と寿命を迎えている。そこで、費用を抑えるために調べてわかったことを発表した。
Posted by okada at 20:15


理科の誤概念を探る 川崎 公美子(同志社)
 「豆電球を通ると電流は減る!?」「鉄も金も銀も磁石につく!?」「直列回路の方が並列回路よりも電流がたくさん流れる!?」。このような間違った概念は中高でも記憶の中に保存され、理工学部へ進んだ大学生でも迷うといいます。授業の中で子供たちの誤概念を明らかにし、確実に訂正するにはどうすれば良いのでしょうか?
 4年生と5年生で実践した電磁気学分野での誤概念を探る授業について報告し、皆様の意見を伺いました。
 また、ICTをより効果的に活用する方法について検討したことの報告をさせていただきました。
Posted by okada at 20:14


タブレット(ロイロノート)を使った理科での授業実践 梅下 博道(ノートルダム学院)
 日常生活の中にある事物や現象について、自分で考えて予想・仮説を立て、班活動の中で検証実験を計画して実際に実験、そして、結果から考察するという、理科の中で論理的思考力としても大切にされている流れを、カリキュラム以外の身近な現象で取り組む授業を計画した。
 まず、ある事物や現象を実際に自分の目で確認し、身近で今まで気にしなかったことに疑問・気付きを持ち、既習事項や経験から自分で推論し、グループ活動や実験を通して、周りとも意見交流しながら自分の推論を検証することを、タブレット(ロイロノート)を使用して行う授業実践例を紹介しました。
Posted by okada at 20:14


ジグソー法による授業改善〜知識構成型ジグソー法への取り組み 竹下 貴(追手門学院)
 ジグソー法は、エキスパート活動(AAA,BBB,CCC)、ジグソー活動(ABC,ABC,ABC)、クロストークの3つから構成されています。
 昨年度、6年生の理科授業にジグソー法を取り入れ、(1) 地震の調べ学習、(2) てこのつりあい、(3) 水溶液の見分けの3つの授業を行い、全国大会で発表しました。
 本年度は、5年生を対象に「知識構成型ジグソー法」の導入にも取り組み、その実践について報告しました。
Posted by okada at 20:13


(1) 発芽実験を短期間で行う (2) 続・エアプレーン 衛藤 巧(仁川学院)
(1) 発芽実験での条件制御は、子どもたちにとって少しハードルが高い設定となっています。さらに、実験では結果が出るまでに時間がかかり、結果を共有しにくい現状があります。そこで今回は、短期間で何度でも実験が行えそうな植物を探し、その有効性を検証し、報告しました。
(2) 2年前に発表しました、「マイクロモーターとコンデンサーを利用したエアプレーン」の続編についても、経過報告しました。
Posted by okada at 20:12


「問い作り」を取り入れた4年(電気のはたらき)単元の実践 三澤 尚久(小林聖心女子学院)
 問題解決的な授業で鍵を握るのは、子ども自身が「自らの問い」を持つかどうかである。一方で子どもは「問い」を与えられる機会が圧倒的に多い。そこで、『たった一つを変えるだけ(ダン・ロスティン、ルース・サンタナ、新評論、2015年)』を参考に、子ども自身が「問い」を作る授業を、4年理科「電気のはたらき」の単元で実施した。「問い作り」を導入した際の、子どもたちの変容の様子を報告した。今後は、他の単元でも実施してみたいと思う。
Posted by okada at 20:11


安い・簡単・楽しい物作り 渡辺 真吾(甲南) 天井 比呂(雲雀丘学園) 松下 祐子(京都女子大学附属)
 渡辺は、タンポポの綿毛のドライフラワー。プラカップを使って手軽にできる物を紹介。もう一つは、お団子パズル2。以前のバージョンを少し難しくしたものを紹介。
 天井は、LEDを使った、開くと光るカード。導電性アルミテープを使って配線を簡単にしたものを紹介。
 松下は、拾ったドングリを使ってのこま作りの方法と、作ったこまの回り方を工夫させる実践について紹介しました。
Posted by okada at 20:11


子どもたちの心を育てる「花育」の実践報告 相馬 章隆(雲雀丘学園)
 本校では、児童が花や植物に親しむことを通して、優しさや美しさを感じる心を育てる「花育」に取り組んでいます。理科の担当を中心に、サントリーフラワーズとも協力しながら、様々な花や植物を育てています。また、理科だけでなく、他の教科とも連携しながら、児童が花や植物に親しむ機会を作っています。さらに、どのような植物が学校での栽培に適しているのかも調べています。これら一連の取り組みについて紹介しました。
Posted by okada at 20:10


城ヶ島見学 佐藤 麻衣(精華)
 神奈川県で地層学習のメッカである城ヶ島を6年生に見学させています。この見学に際し、児童は、事前に学習したことを、現地で自分の目で確かめ、解説を聞き、また写真におさめ、これらをもとに、最終的に作品展に出品する見学レポートに仕上げます。
 事前学習、見学、作品作りの過程で、子ども達が獲得したこと、発信したことを報告しました。
Posted by okada at 20:09


小学校における簡易テスターを用いた実験の提案 遠山 康太(洗足学園)
 アルミテープとLEDライトで作成した簡易テスターを用いて、抵抗の長さと抵抗値の関係、抵抗の太さと抵抗値の関係についての実験を提案しました。
Posted by okada at 20:09


ピンホールカメラを作ろう(3年生 ものと光・温度) 高橋 愼司(湘南学園)
 光の学習は画像を扱う学習です。光として見えているものが画像であることを感じさせながら、この学習を進めます。ピンホールカメラを通して、画像が逆転する不思議を感じさせます。また、虫眼鏡でも光の集散があることを学ぶことができるきっかけづくりをします。
Posted by okada at 20:08


学び合う楽しさを実感できる学び合いを目指して 齋藤 紘也(鎌倉女子大学)
(1) 「知りたい!」「調べたい!」と思えるような活動・課題の設定
(2) 課題解決に向けて「聞いてみよう」「相談してみよう」と思える学習集団の育成
(3) 児童が好きなだけ触って確かめられる教材・教具の工夫
といった手立てから、学び合う楽しさを実感できる学び合いを目指して、第3学年の学年研究を行っています。
 今回は、今年度1学期に行った「かげと太陽」における日時計作りの実践を報告しました。
Posted by okada at 20:08


A4厚紙で作る太陽高度測定器(組み立て、分解収納可能) 古尾谷 浩之(洗足学園)
 太陽高度や太陽の方位の測定は、それぞれの学校で工夫をされていると思います。
 今回は、A4の厚紙を用いて次の2種類を作製しました。
(1) 太陽高度測定器(1枚使用)、(2) 太陽高度・方位測定器(2枚使用)
 この2種類とも測定が終わったら平面的に収納できるものです。立体的に収納可能であれば、各部分を糊付けすることで、より丈夫なものに仕上がります。
 器具の特徴は、太陽を直視することなく、影を用いて測定するところにあります。
Posted by okada at 20:07


昔の教科書を、もっと「理科」っぽくしてみよう 西川 浩輔(国立音楽大学附属)
 約120年前の教科書と今の教科書を比較する、以下の4点を含む授業をした実践報告です。
・自然科学以外(科学と人間生活、科学史等)の学習
・児童が科学をどう捉えているのかを知る
・理科における表現の促進
・自分が科学教育において何を重視しているのかの振り返りと確認
 古い教科書という題材も教材の一つとなる、と感じていただけたと思います。
Posted by okada at 20:07


雪の結晶の世界を教室で(III)〜UVレジンを用いた植物の標本づくり〜 坂元 美緒(早稲田大学系属早稲田実業学校)
 これまで既知の光硬化型樹脂を用いて「雪の結晶のレプリカ」作製を試みてきた。しかし、この樹脂は高価であったため、より安価な硬化樹脂での作製を検討したが、失敗に終わった。そこで、今回は雪の結晶からは少し離れ、樹脂によるレプリカ作製を他の教材へと応用することを検討した。
Posted by okada at 20:00


切り花着色剤「ファンタジー」を用いた維管束観察 大河内 浩樹(聖徳学園)
 6年生の単元「植物の養分と水の通り道」の内容において、「水の通り道」を可視化する実験として、植物に色水を吸わせて道管を観察する実験が扱われています。これまでは、食紅の水溶液を使うのが一般的でしたが、新しい教科書では「切り花染色剤」という名の薬品「ファンタジー」が扱われています。食紅やインクとの違い、ホウセンカ以外の利用できそうな植物、観察方法などについて考察したものを報告しました。
 また、タイムラプス撮影用のカメラ「ブリン」を紹介しました。
Posted by okada at 20:00


音を学ぼう 大澤 知由(立教女学院)
 小学校の学習内容から「音」の内容が無くなってから久しくなりますが、昨年度、初めて3年生理科を担当したので、「音」の単元を組み込んだ実践について報告しました。
Posted by okada at 19:59


ICT×理科教育 吉金 佳能(宝仙学園)
 3年前から、タブレットを活用した理科学習の実践を積み重ねてきました。今年度は、新たに iPad Pro9.7 を40台導入し、1 to 1 環境での活用を研究しています。
ノートは Digital、調べるのは Google と YouTube、実験は Movie にして世界に発信……、自分でもどうしてこうなったのかわからないくらい、早いテンポで学びの姿が変わっていきました。おそらく、小学校の理科授業で日本一タブレットを活用していると思います。その中でしか見えない子どもの姿もありました。当日は、WEBアンケートを使い、参加者の皆様と意見交換をしながら進めていく予定です。ICTを活用した学びについて、共に考えていきましょう。
Posted by okada at 19:59


振り子 石田 勇人(東京女学館)
 振り子の単元の進め方が単調になりがちで、工夫ができないものかと考えていました。そこで、他校の先生方に助言をいただき、授業に取り入れてみました。(10往復を測り平均を出す意味、周期が1.0秒の振り子を作り、振り子の周期を決める条件を探すなど) その結果、目的意識を持ちながら実験取り組む児童が増えたように感じます。単元の流れと授業の様子を紹介しました。
Posted by okada at 19:58


月の満ち欠けの指導はこれでバッチリ〜相場式月の満ち欠け説明器の開発と実践 相場 博明(慶應義塾)
 小学校理科でもっとも指導困難とも言える月の満ち欠けについて、オリジナル教材である「月の満ち欠け説明器」を使った指導法を紹介しました。また、それを実際に作成してもらいました。
 さらに中学校版である地動説版も開発したので、合わせて紹介しました。どちらも日本理科教育学会で発表し、その機関誌である「理科教育研究」に掲載されました。
Posted by okada at 19:57


ゲームで食物連鎖 瀧場 進(国本)
 指導要領解説には「生物と環境のかかわりについて,観察,実験が行いにくいので,児童の理解の充実を図るために,映像や模型などを活用することが考えられる。」とあります。今回は「食物連鎖」を学習ゲームソフト「シムフィールド」とネイチャーゲーム「キツネ・ウサギ・葉」でシミュレート・体感する実践について発表します。ネイチャーゲームでは英語での指示にも挑戦しました。
Posted by okada at 19:57


理科実験における事故を防ぐ方法について 松本 芳將(聖ドミニコ学園)
 小学校の理科実験では、加熱器具や薬品など、使い方を間違えると怪我につながるものを取り扱うことがある。実際に使い方を誤り、子どもが大怪我を負ってしまったケースや、それが原因で訴訟問題に発展してしまったケースもある。子どもの安全を守るため、いかに子どもたちに使わせるべきか、本校の実践と、過去の理科実験事故から学べる教訓について紹介した。
Posted by okada at 19:56


6年 月と太陽の学習指導の工夫 染谷 優児・安藤 諭(学習院)
 太陽・地球・月の宇宙空間における位置関係に基づいた「月の見え方説明図」を提示し、それを作成する手順を説明したテキストを作成しました。そして、テキストに従い、手順を踏んで「月の見え方説明図」を完成させると、どのような場合であっても、その時の時刻・方位・月の形の関係が簡単に読み取れることを示しました。
 また、月に関する話題が文学や建築など様々な分野に存在することを取り上げました。そして、学習の成果を踏まえてそれを理科的に考察すると、文面や形だけでは読み解けなかった隠された事実や意味が明らかになることを示すことで、月に対しての興味関心が深まり、月に対する親しみが増すような工夫をしてみました。
Posted by okada at 19:55


ちょっとした体験、実感、調べ学習を理科の授業にとり入れる試み(15) 松澤 一仁(聖心女子学院)
 今年度で15回目の発表になりました。昨年9月からこの夏休みまで、授業で子どもたちがおもしろそうであった実践を発表しました。子どもたちの自主勉強など、調べたことにヒントを得て、授業実践したものもあります。
 具体的には、・乾電池の種類 ・乾電池のごみ ・腕の筋肉 ・頭の重さはどれくらい? ・トイレが発電所? ・「お変わりありまくり」の私たちの体 ・こんなものが食品に ・サイエンス、学び新聞、などです。
Posted by okada at 19:55