161人県民古墳調査員に登録
規定回数を受講した161人が調査員として登録され、新年度から県内各地で現地調査が始まる。
 県教育委員が進めている本県の古墳調査事業の県民調査員を養成するため、昨年(平成24年)8月から続けていた研修の修了式が9日、県庁で開かれた。
 
 全県規模の古墳調査は1935年(昭和10年)以来。
今回の調査では約8500基を収録する「上毛古墳綜覧」(1938年刊)の平成版を目指す。
調査員は居住地やその近隣の古墳に配置され、観察や
計測など専門員の補助を担当。
調査資料のデジタルデータ化に取り組む。 

            平成25年3月9日(土)
 式後、特別講義として金井東裏遺跡(渋川市金井)で出土した甲(よろい)装着人骨について、調査にあたる県埋蔵文化財調査事業団の坂口 一(はじめ)調査2課長がスライドで解説した。現地などの写真を写しながら「古墳時代の火山灰層から、初めて人骨が見つかっただけではなく、甲を着ており、二重の驚きがあった。」と話した。
県埋蔵文化財調査事業団の
     坂口 一(はじめ)調査2課長
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