博嶺の俳句集1
 ◇ 白浅間 春風ぞ吹き 子等の声
◇ 残り花 金木犀の香 足止まる
浅間山、未だ真っ白、ようやく春風が吹き、
子等の声が聞こえる。平成24年3月27日
◇ 春あらし、町内総会 終わりけり
お〜寒い、振り向けば、東から朝日が昇り、ハケで描いたようなすばらしい雲が陽にはえている。  玉村町農道散歩道 平成24年10月8日
朝顔がまだ咲き残ってる頃、滝小の北の道を
散歩しているとふっと、どこからか金木犀の
香りがただよう。    平成24年10月3日
昨日は春爛漫、今日は嵐で、公民館の総会も波乱含みで終わる。   平成24年3月31日
◇ 秋寒や 朝日に映える 刷毛の雲
◇ 刈られゆく稲田の株に叔父浮かぶ
昔、亡くなった叔父と田植、棚草とり、そして稲刈りと家族親戚総動員で大変な労力をして、農業をやった。叔父にしかられながら泣き泣きやった頃を思い出す。平成24年10月9日
 一      句
 季節
  情       景
◇ 遠山や 稲穂の上に 影法師
朝の日が昇る頃 散歩する自分の影が 稲穂の上に長く映る その先には浅間の山が目に入る。       平成24年10月14日
◇ 稲刈られ コスモス畑 目に写る
稲田は、だいぶ刈られてきた。コスモス畑はちょっと奥まったところにあり、見えてきた。赤、白、ピンクが目に写る。平成24年10月15日
◇ 明け初めし 白妙の雲 小虫鳴く
未だ陽が昇らない朝、あたりは暗い。小さい虫が鳴いている、そらには白い雲がたなびいている。
           平成24年10月18日
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