さっき、はるか先に写っていた道路まで登ってきたところ。(→)
 断崖です。
 信州まで行かずとも、甲州でこういうダイナミックなワインディングに出合えるとは、発見です。

 このあと乙女高原に到着して、第一ステージ終了。
 この乙女高原で、目指す大弛峠までの半分を走ったことになるようです。
 予想どおり走り応えがありますね。
 乙女高原を抜けると、第二ステージは美しいカラマツ林で始まります。(→)
 爽やかなマツの香りが、ヘルメットの中に届きます。
 ふと気づくと、とても涼しい。
 もし晴れていなければ、肌寒く感じるほどの気温です。
 手の指が冷たくなってきたので、パンチングホールの革グローブから、春秋のレーシンググローブに替えます。
 さぁ、大弛峠に向かいます。

 ここで話は横道にそれて、標高だけを比較しても意味はありませんが‥
 ビーナスラインの美ヶ原台上が、標高1,959m。
 国道299の麦草峠が2,127m。
 志賀草津道路の渋峠が2,172m。
 乗鞍スカイラインの畳平(2,702m)がマイカー規制された今では、車両が通行できる最高所の峠道は、この志賀草津道路の渋峠となりそうですが…
 実は渋峠は、国道の日本最高所。
 県道ではもっと高いところがあって、それが今回の大弛峠です。
 大弛峠の標高は2,360mと、渋峠よりも188mも高い。
 (= 結局、標高を比較している(笑))
 そんな記録を持つ大弛峠は、どんなところなのでしょうか。
 ともあれそんなところでタイアの皮剥きをするのですから、日本で最もゼイタクなタイアの皮剥きと言えるでしょう。
 カラマツ林はまだまだ続きます。
 足もとのクマ笹も見事に密集していて、まるで盆栽のような美しさです。。
 どことなく信州の美ヶ原高原道路と似ています。
 この区間は、自然公園を思わせるきれいなところでした。
 
⇒美ヶ原高原道路はコチラ
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