雨の上信越道は、80km/hで我慢の走行。
NC700Xになってから初めての本格的な雨天走行でしたが、さすがにHONDA車、へんなクセもなく平和。
ブレーキも、コンバインド(前後輪が連動する)のABS(アンチロック)構造で、路面がスリッピーな時はたいへん頼りがいがありました。
11:50 長野自動車道の姨捨(おばすて)SAに到着。
ここで雨は小雨に。
そしてついに止んでくれました。
やれやれ、よく降ったなぁ。
1時間半の雨天走行、お疲れさまでした。
雨があがったところで、お昼ごはんにすることにしました。
高速道路のSA・PAにあるレストランやスナックコーナの食事は、いままでは単に移動途中の限られた時間で済ませる、といった感じでしたが、このごろは美味しくなり、また特徴も出てきました。
この姨捨SAのレストランも、ライダーのあいだでは美味しいと評判のレストランです。
「山賊焼き定食(¥1,200-)」をいただきました。
山賊焼きは、信州に古くから伝わる鶏肉を使った郷土料理。
名前の由来は、鶏を揚げる→取り上げる→奪い取る→山賊、という説があるそうです。
鳥のから揚げじゃないの?と言ってしまえばそれまでなんですが、片栗粉を入れたうすめの衣が、薄くスライスした鶏肉を包んでいて、油っぽいから揚げとは違った美味しさです。
量も多く、ご飯もお代り無料と、良心的なレストランでした。
なお地名にならったわけではないのでしょうが、ウェイトレスさんが皆さんはつらつとした60代の女性だったのも印象的でした(失礼)
このあと、降りそうで降らない塩尻、降った直後の濡れた小淵沢と通過したものの、雨には遭わないですみました。
が、雨合羽を着たままだったので、猛烈に蒸し暑かった。
帰宅17:40、この日の走行は350km。
二日間あわせると、総走行は716kmでした。
信州といえば、蕎麦と温泉。
今回は蕎麦は食べなかったけれど、極上の温泉を堪能できた、正
統派(Classic)の旅でした。
「アルピコレストラン姨捨」
長野自動車道 姨捨SA上り線
Tel 026-274-2981
(おまけ)信州土産 「須賀川・法師そば(¥600-)」
信州と言えば、蕎麦と温泉。
お土産のほうは、蕎麦にしました。
北志賀にある、須賀川という地名を冠した蕎麦。
信州中野の「道の駅・北信州やまのうち」で、「あのオヤマボクチをつなぎに使用」という表示につられて購入しました。(オヤマボクチ、別名ヤマゴボウについては、以前の紀行文にある富倉そばをご参照ください)
結論から言って、美味しかったものの、男好みの味です。
そばの甘みは少なく、一方で旨味はしっかり持つ味とでもいいましょうか。
汁を甘めにしないと、マッチしない。
信州そばというよりは、東京下町の老舗で、お酒を楽しんだあとに出てくると、ぴったりくるような蕎麦でした。
もちろんオヤマボクチを使うだけあって、シコシコ感は折り紙つき。