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色がせめぎ合う山々(前編)
魔女の微笑む中房渓谷
「手打ち蕎麦くるまや」 0263-83-2515
南安曇郡穂高町大字有明7023
2013年10月27日(日)
晴れ 現地気温14〜15度

 起きてきた次男と玄関でバイバイをして、7:30に出発。
 中央高速の路面は、昨日に関東甲信越をかすめていった台風27号の湿り気が残っていました。
 しかし気温が急に下がって、ぐっと秋らしい空気。
 久しぶりの電熱グローブが、指先を暖めてくれます。
 目的地は北アルプス。
 燕岳(2,762m)に最も近づくことができるR327・槍ヶ岳矢村線の終点にある秘湯を訪れます。
 紅葉も見頃であることを期待しましょう。
 安曇野から見た、大天井岳(2,921m)と燕岳(2,762m)(↑)
 雲が、ゆっくりとですが消えてゆく兆しがあります。
 ということは山に登るのは、もう少しあとのほうが良いかな…
 というわけで、冒険の前に腹ごしらえをしておくことにしました。
 2年前にもお世話になった穂高の蕎麦屋が、これから登ってゆくR327の入り口に在るのです。
 この蕎麦屋、さすがに人気店らしく、日曜日ということもあって次々とお客さんが来店します。
 幸いすぐに座卓に陣取ることができました。
 蕎麦が来るまでは、もつ煮
(¥388-)をつまみます。
 ここのもつ煮は真っ黒に煮込んでありますが、あっさり味で、どことなく牛肉のしぐれ煮を思わせる味。
 「蕎麦屋が作ると、もつ煮もこういう美味しさになるんだよ」と訴えかけてくるような逸品です。
 やがて注文した「二人前ざる(¥987-)」がやってきます。
 予想よりも、ずっとでかい…
 前回「大盛(¥651-)」をいただいたときに、これだけ美味しい蕎麦ならば、もう少し限界までお腹いっぱいになりたいものだなぁと感じたので、今回はもうひとつ上のサイズを注文したのですが…
 食べきれるかしら…
 でもこのとき、隣の座卓に陣取ったおじいさん二人が、「二人前ざるをふたつね」と注文しているのが聞こえました。
 見るとお二人とも、僕より10歳は年上です。
 こんな爺さんに負けてたまるか。
 さっそく、ひと箸たぐって‥
 うん美味しい。
 画像でもお分かりのとおり、そうめんよりやや太い程度のとても細い蕎麦で、口あたりがいい。
 そば粉の風味が、柔らかく口のなかに広がります。
 汁も甘めで、細い蕎麦によく合っています。
 「二人前ざる」は、僕でもぎりぎり食べきれる量でした。
 ともかくこの値段で、本格的な信州蕎麦でお腹いっぱいになる幸せ。
 駐車場も、有明山神社の広大な駐車場を使い放題ですから、何の心配も要りません。
 お薦めです。
 
⇒前回の「くるまや」はコチラ