「新潟かつ丼(¥1,100- 大盛り+¥100-)」
醤油ダレをくぐらせた、あっさり味のカツ丼です。
とんかつは那須郡司豚というブランド豚ですが、柔らかくてたいへん美味しい。
コロモの軽いサクサク感も僕好み。
何より、くぐらせている甘しょっぱい醤油ダレが、蕎麦ツユを作り慣れている技術を感じます。
かつ丼に満足しつつ、小鉢のぶっかけ蕎麦にも箸を…
この蕎麦がまた美味い。
外見は更科系だけれども、意外にソバの風味も香りも強い。
「ウチは蕎麦屋ですから」というプライドを感じる蕎麦でした。
店を出て支度をしていると、店内で僕に熱い視線を投げていたご年配の男性から話しかけられました。
この男性がまたたいへん礼儀正しい紳士で、こういうお店は客筋も違うもんだなぁと、妙なところで感心してしまいました。
ともあれ「柏屋」、良いお店です。
さて満腹の身体を愛機に乗せると、那須山へと向かいます。
R266は新緑が目に眩しいほどの快走路。
霧も晴れてきて、陽射しが陰を映すようになってきます。(右)
湿度は高く爽やかとは言えなかったものの、しっとりとした空気のおかげで快適。
こういう那須高原もまたオツなものだなぁ。
このあとR266は、県道17号線・那須ボルケーノハイウェイにつながって、終わります。
記録を見ると、当時、塩那スカイラインの工事には陸上自衛隊を投入するほどの力の入れようだったそうである。
現存する山岳区間の画像を見ても、そうとう走り応えのある道路であったことが伺えます。
しかし現在走ることができる区間だけでも、じゅうぶん魅力的。
信州の「美ヶ原高原道路」や「南志賀パノラマルート」同様、自然のまままの快走路です。