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2010年3月10日
卒業にあたり

 いよいよ最後の大会。もうこのまま雨で流れて、予備日も流れて中止になって欲しいと思っていた。夏だったか、秋だったか覚えていないが、常に決勝戦まで進み、途中で負ける訳には行かなくなった頃からか、大会の都度、恐怖心を抱き重圧を感じていた。初夏の鶴見四校会、大阪市子連、全大阪夏季大会を続けて優勝した頃からかもしれない。勝ち続け、自信が増すどころか、途中で負けてしまう光景がいつも渦巻き、大会前はいつも憂鬱だった。
 
 しかし、大会が始まると子供らはその思いを払拭してくれた。一戦一戦集中し直し、最後まで全力で戦った。それを見ると勝たせてやろうという思いで頭が満たされ全てが吹き飛んだ。子供らの成長度合いにより、今まで出来なかった事が出来るようになったり、出来ていた事が出来なくなる事もある。その時点での個々の得意な分野を活かし、それぞれが良いプレーをし、そして貢献した。万能の選手は居なかったが、チーム全体で個々の弱点を補い、美点は見習い、上手くなり、強くなり、そして勝った。
 
 子供らには出来得る限りの練習を課し、全てに於いて真面目に努力し成長した。状況判断力は小学生のレベルを超えた。走攻守、個々の技術力、集団での技術力も同様である。こうなる為に子供らは、休日全て朝早くから夕方まで練習、毎週の様に大会や練習試合があった。保護者の陰の協力、応援もあっただろうし、子供自身の心の葛藤もあったと思うが、よく最後まで付いて来てくれた。
 
 こんな記録はもう塗り替えられないのではないか。22大会に参加し18勝4敗。決勝戦での成績である。また公式戦では125勝7敗。練習試合も含めると293勝14敗1分となる。何か他人事の様で、自チームの記録とは思えない。しかし達成感は有り余るほど残っている。この記録を受け継ぐ新チームは大変だ。記録更新は難しいが、常に進化する星空でありたいと思う今日この頃。
 
 つい尊大に構えてしまったものの、来期は謙譲の美徳を方針とし、慎んでまたゼロから出発しますのでお許しを。

Posted by hosizora at 00:00 | Comments (0)

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